盛り沢山だぜ?! JP-420P


それは5月も残すところあと数日という、とある日のことでございました。(殴)

オヤジ殿がくたばって以来の忙しさも一段落したせいなのか、不覚にもぶっ倒れてしまいました
ので、前日の分と合せて100通以上のスパムと、それをも更に上回る数のお取寄せグルメ系の
メールと、その他諸々のメールをチェック致しておりましたところ、その中に...

『始めまして。マスタードシードと申します。』というタイトルのメールがございました。

はて? マスタードシードさん扱いの製品は幾つか購入させて頂いておりますが、ユーザ登録を
したというような覚えもございませんですし、一体全体何事なりやとメールを開きましたところ...


『この度、弊社から電源を発売することになりまして、よろしければお送りさせて頂きまして、是非
使用して頂ければと思いましてメールさせて頂きました。

メーカー名は「SO-JET」、ブランド名は「JET POWER」という名前となります。

出力は420Wと520Wの2種類となりまして、それぞれ型番はJP-420P/JP-520Pとなります。』

とのことでございました。 これって、「AKIBA PC Hotline!」の「もうすぐ出そうな主な新製品
で紹介されていた奴で、『REMIテクノロジー』とか『AFC機能』とかがウリでございまして、ネタと
致しましては『結構面白そうだな』と密かに思っていた代物ではございませんか!!

ということで、意地汚くも『宜しくお願い致します。』と返信してニヤついていたのでございますが、
『出力が420Wと520Wとございますが、どちらがよろしいでしょうか?』というありがたいお申出に
対して、『一般的なユーザーは420Wを選択すると思われますので、出来れば420Wの方をお願い
したいと思います。』等という見事におマヌケな返信をしてしまったことに気が付いたのは現物が
届いた後のことでございました。(汗)


それでもまぁ、ここは取り敢えず気を取り直しまして、今回のブツのご紹介をさせて頂きましょう。

箱・表 箱・裏

こちらが、箱の表・裏でございます。 裏の方には色々と能書が書いてございますので、是非とも
クリックして実寸画像でご確認下さい。

こちらの箱のデザインは、日本人デザイナーに依頼なされたそうでございまして、私はスッキリと
した印象を受けましたが、派手なパッケージの多い電源売場では目立たないかも。(汗)

箱・横

箱の横には、このように各出力の値とコネクタの種類と数等が記載されております。

『Made in Taiwan』とございまして、SO-JETのロゴとURLが記されておりますが、SO-JET自体
では電源は造っておりません筈でございますし、UL File Numberもございませんので、素性を
解明するにはやはり開けてみなければなりませんですね。

取扱説明書・表 取扱説明書・裏

箱の中には、このような「保証書」を兼ねた「取扱説明書」が入っておりましたが、よくよく眺めて
みましても『開けちゃダメよ!』とは書いてございませんようで。(笑)

全体像
 こちらが今回のブツの全体像でございますが、
 やはり『WARRANTY VOID IF REMOVED』という
 シールが貼ってございます。

 天井の蛍光灯だの、デジカメのフラッシュだの、
 その他にも妙なものの一部等が映り込んでおり
 ますが、何卒ご容赦願います。

 こう致しませんと、モロに私が映り込んでしまい
 ますのでして。(汗)


Baseboard Power Connector Processor Power Connector

SSI EPS12V対応電源ということで、メインコネクタは24pinのBaseboard Power Connector
となっておりまして、8pinのProcessor Power Connectorもございますが、24pinから20pinへの
変換コネクタも付属致しておりますし、SSI EPS12Vでは規定の無い+12V Power Connector
もございますので、普通のATX電源として使用することも出来ます。

REMIコネクタ
 こちらは、この電源のウリの1つでございます
 『REMIコネクタ』でございます。

 『REMI』とは、『Reduction-EMI』とのことである
 と取説にはございましたが、具体的にどのような
 技術なのかは不明でございます。

 単にこの太くなっている部分にフェライトが入って
 いるだけとかですと、とても哀しいのでございます
 が。


FAN・1 FAN・2

こちらはもう1つのウリでございます、『AFC Technology』のケースファン専用コネクタでござい
ますが、ご覧のように+12V側だけが接続された4pinコネクタの先に、3pinコネクタ(といっても実際
には2pinしかございませんが)が繋がれているものが、3系統出ております。

後部 前部

Active-PFC搭載ということでございますので、電源後部にはACインレットとOn-Offスイッチだけ
がございまして、ご覧のようなメッシュ状の開口部が大きくとられております。

前部にはスリットが刻まれておりまして、デジカメと私の手が映り込んでおります。(笑)

ラベル

こちらはラベルでございますが、こちらには何故か「Made in China」とございますですね?

開腹
 早速開けてみましたが、12cmFAN搭載なのに
 奥行が175mmと通常よりも35mmも長いので、
 基板の前後にかなりのスペースがございます。

 520Wモデルでは、更に8cmFANが追加される
 そうでございますが、それに致しましても少々
 大きすぎるのではないかと。(汗)

 SSI EPS12V規格では、電源筐体の奥行は
 180mmとされておりますので、それよりは短い
 のですけれども。(笑)

ACインレットには青い基板が、またヒートシンクには小さな緑の基板とやや大きめな青い基板が
取付けられております。

しかし、如何もこの黒いヒートシンクには見覚えがございますですね。

小基板・1
 ACインレットの青い小基板には、コモンモード
 チョークコイルやXコン等が載っておりまして、
 簡単なフィルタ回路となっております。

 しかし、裏側は青いのに表は普通でございます
 ね。(笑)

 ケース後部の『88〜250VAC』というシールの貼っ
 てあった部分には、一応入力電圧切替スイッチ
 を取付ける穴が開けられております。


小基板・2
 こちらは、2つのヒートシンクにまたがるように
 取付けられております小基板でございますが、
 主基板とご覧のような4本の線のコネクタで接続
 されております。

 コイツは、如何やら外せそうでございますね。

 左隅に見えますケミコンは、TEAPOの汎用品で
 あるLXKシリーズの200V・470µFでございます。


小基板・2・表
 ということで外してみましたが、ここでいきなり
 正体がばれてしまいました。(笑)

 基板にしっかりと『Topower』のロゴがござい
 ます。

 右側の薄い銅板から緑の線が延びております
 が、こちらはケースにアースされております。
 ノイズ対策でございましょうか。


 それでは、ここをもう少し詳細に眺めてみること
 に致しましょう。


小基板・2・表・1 小基板・2・表・2

左手のブリッジは、ご覧頂けますようにKBU1006とございますので、10A・800Vのものでござい
ます。 こちらのケミコンは、400V・22µFの105℃品でございますが、このロゴは見覚えがあるよう
な無いような。(汗)

ブリッジとケミコンの間の黄色い筒状のものには、250V・2.0µFとございますので、コンデンサで
あろうことは間違いございませんでしょうが、余り見かけないタイプのものでございます。

中央のヒートシンクには、International RectifierのHEXFET Power MOSFETであるIRFP460A
が表裏にございまして、左の画像の中央奥にはWon-Top ElectronicsのUF1006FCTがござい
ます。

右の画像の薄い銅板の下には、PFCコントローラと思われるSTMicroelectronicsの8pinのもの
がございますが、もう1枚の別の銅板が貼り付けられておりまして、型番を確認することが出来ま
せんでした。

それでは、あらためて主基板の方を眺めてみることに致しましょう。

AC入力部
 右下の白いコネクタがACインレットからの入力
 に繋がりまして、左上の青・白・黒・赤の4本の線
 が、先程の小基板に繋がります。

 サーミスタが倒れておりますのは、先程の小基板
 のヒートシンクを避けるためでございます。

 サーミスタの下に、PWMコントローラと思われる
 ものがございますが、サーミスタがシッカリと固め
 られてしまっておりまして、確認出来ません。


基板中央部
 こちらは基板中央部でございますが、右手には
 富士電機の2SC3320が2つ並んでおります。

 左手には、30A・40VのSchottkyであるD83-004
 がございます。

 こちらのケミコンは全てFuhjyyuのTNRシリーズ
 でございます。


基板中央部反対側
 FuhjyyuのTMRシリーズの青いケミコンのお隣に
 ございますのは、MOSPEC Semiconductor
 S20C40C、20A・40VのSchottkyでございます。

 その奥にももう1つ何かございますが、確認出来
 ません。


小基板3・1 小基板3・2

FANコントロール用と思われる基板を覗き込んでみましたが、コネクタばかりが並んでおりまして
見通しが悪いので、こちらも外してみました。

ヒートシンクに取付けられておりますのは、どちらも2SD882でございますが、左側の奴にはちゃん
Unisonic Technologiesのロゴがございますが、右側の奴にはございません。

2本の黒い線は、ヒートシンクに取付けられたサーミスタと思しきものに繋がっておりまして、右手
の赤と黒の線は主基板の2次側にございますコネクタへと繋がっております。

また紫色の線がございますが、これは+5VSBへと繋がっておりまして、シャットダウン後も3分間は
FANが回り続けるという機能、『S.C.S.Technology』のために使用されているものと思われます。

サーミスタ
 こちらが、そのサーミスタと思しきものでござい
 ます。

 トロイダルの後のヒートシンクには、Schottkyでは
 ないかと思えるものが並んでおりますが、ご覧の
 ような状況でございますので、確認出来ません。

 左の黒いケミコンだけはFuhjyyuではございま
 せんで、PFC基板のものと同じロゴのものでござ
 います。


2次側小基板
 2次側にはこのような小基板がございまして、
 左はSTMicroelectronicsのLM339Nで、右は
 Texas InstrumentsのTL494CNでございます。

 どちらも、ごく一般的なものでございます。

 こちらの3つのケミコンも、先程のものと同じロゴ
 でございます。


その後
 こちらのコネクタの赤と黒の線が、先程のFAN
 コントロール用基板へと繋がっております。

 その隣の8pinのものは、STMicroelectronics
 のロゴとともにKEM321という型番が記されており
 ますが、そのような型番のものはヒット致しません
 ですね。(汗)


ヒートシンクの1番手前にございますのは、STMicroelectronicsのL7905CVでございまして、その
お隣はD83-004でございます。

その奥は全く見えません。

裏画像
 こちらが裏画像でございます。

 やはり、そっくりでございますね。


一通り見て参りましたが、基本的な部分は『新開発100V専用! TOP-420XP』と同じでござい
ます。 恐らく基板も共通か、少なくとも同系列のものでございましょう。

PFC回路が追加されておりますのと、FANのコントロール回路に機能が追加されておりますのが
大きな違いでございましょうか。 尤も、PFC回路の後付けといいますと、SPW-420NPが大先輩
でございますが。(笑)

FAN
 FANはこちらでございます。

 WATANABE DENGENと同じく『MITACHI(T)
 CO.,LTD.』のもので、型番はM1202512M、0.40A
 とございます。

 WATANABE DENGENでは0.30AのM1202512L
 でございましたね。


それでは、組み戻して点火してみることに致しましょうか。


+3.3V +5V +12V

このような感じでございますが、こちらにも微妙にデジカメと手が映り込んでおりますね。(汗)

新しいデジカメなので色々と撮影方法を試しているのですが、なかなか良い画像が撮れません。
何しろ、説明書というものを読まないので。(殴)


S.C.S.Technology』は兎も角と致しましても、『REMIコネクタ』や『AFC Technology』、更に
BLACKチタンメタリックの洗練されたBody』等というある意味ギミックのような部分にお金を
かける位でしたら、電源自体の信頼性や耐久性を上げるために、中の部品にもっとお金をかけ
て頂きたいものでございます。

Active-PFCに致しましても、SPW-420NPに載っていた基板と大差ございませんようですし、
やはり後付けではなくて、キチンと一から設計して対応して頂きたいのですが。


FANコントロール

FAN専用コネクタでございますが、出ている電圧は5.5V程でございまして、測定時の側板を開放
した状態では負荷をかけましても電源内部の温度が上がらないため、殆ど変動がございません。

シャットダウン後のクールダウン中の電圧は、3.9V程でございました。


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