壊れていないRedundant ST-400RD
「あぁ、お帰りなさい。 何か、また荷物が届いているわよ。」
「うん!?」
「邪魔なので、取り敢えず部屋に入れておいたから。」
「あぁ。」
ということで自室を覗いてみると、何とそこには...。(汗)
このように2重に梱包された、巨大な箱が。 何しろ外箱は、45(W)×38(D)×38(H)というサイズで
ございましてなぁ。(笑)
で、ケーブル類を取り除けて、「えんやこらせ!」と中身を引き摺り出すところからが今回のネタ
のスタートでございます。(汗)

こちらが、今回のブツのラベル部分でございます。 ST-400RDの「RD」は、Redundantということ
でございましょう。
+3.3Vと+5Vと+12Vの合計出力は、384Wと記載されておりますが、+3.3Vと+5Vの合計出力制限に
関しましては記載がございませんのですが?
ん〜、やはりRedundant電源は、巨大でございますねぇ。(汗)
フロント側の基板には、AT用とATX用のメインコネクタ、デバイス用コネクタが6つとAuxiliary
Power Connector用のコネクタがございます。 +12V Power Connectorは、ございません。
ATX用のメインコネクタの下には、小さな2pinのコネクタが7つも並んでおりますが、これは一体
何に使うのでございましょうか?
付属のケーブルは、ATXのメインコネクタ用の20pinのものとAuxiliary用のもの、デバイス用には
Peripheral Power Connectorが1つのみのものが4本と、Peripheral Power ConnectorとFloppy
Drive Power Connectorが夫々1つのものが2本の計6本となっております。
取り敢えずケースからユニットを1つ引っこ抜いて、中身の検証をしてみなくてはなりません。

こちらはユニットのラベルでございますが、如何いう訳なのか、こちらには+3.3Vに関する記載が
ございませんですね?
+5Vと+12Vの合計出力は、ケースのラベルの+3.3Vと+5Vと+12Vの合計出力と同じく384Wとされて
おりますし、+5Vの35Aは変りございませんが、+12Vは14Aでしたのが、こちらでは18Aと記載されて
おりますが?
ということは、ケースの方の基板上で、+12Vから+3.3Vを造っているという事でございましょうか?
んまぁ、取り敢えずはユニットの中身の方の検証
をすることに致しましょう。
画像右上のEMIフィルタは、Deltaの10GEEG3Eで
ございまして、ST-301HRやST-400GLで使われて
いたものと同じものでございます。
1次側のヒートシンクはST-400GLと同様のもので
ございますが、2次側の方はST-301HRのものに
近いようでございますね。
左下の出力部を見ますと、橙色の線は1本だけで
ございますねぇ?
ケミコンは松下のUPシリーズで、200V・1000µF
の85℃品でございます。
ブリッジはPBU1005で、600V・10Aのものでござい
ます。
どちらも、ST-400GLで使われていたものと同じ
ものでございますね。

こちらは、基板中央部の様子でございます。
右手のヒートシンクには、Power Integrations
のTOP222Yと富士電機の2SC3320が2つござい
ます。
こちらは、中央部反対側からの様子でございます。
右手のヒートシンクには新電元工業のS60SC4M、
60A・40VのSchottkyが2つ並んでおります。
こちらは、2次側でございます。
手前の16pinのものは、Texas Instruments の
TL494CNでございまして、その奥にはST-200MK
(J)等でも使用されておりました Seventeam の
ロゴ入りのST168というチップがございます。
その左手には、Motorola の7912CTが、同じく
奥には7905CTがございます。
こちらは、コネクタへの出力部でございますが、
非常にキチャナイですねぇ。(汗)
こちらが、『裏画像』でございます。
中央には、「ST-400RD-04 B00406」とござい
ます。
FANは、ADDA のAD0812UB-A71GL、0.45A
3,900RPM、50.0CFM、69.5Pa、41.0dBAという
代物でございますね。
SUNON でなくなったのは喜ばしい限りでござい
ますが、41.0dBAでは騒音に関しては余り期待
出来そうにもございませんですね。(汗)
Redundant電源に、『静音』を期待するなんてぇ
のは大馬鹿者だとは思いますが。(笑)
それでは引続きまして、ケースの方の基板を取り外しまして...と、あり? とりゃ! うりゃ!
いやいや、11個もビスを外して、漸く基板が取り出せました。(汗)
こちらが、取り外した基板の表裏でございますが、何だかなぁ、画像が歪んでいるよなぁ。(泣)
基板表側には大きなヒートシンクが取り付けられておりますが、上の方に4つ並んでおりますもの
にはCTB34Mとございますので、30A・40VのSchottkyでございますね。
各ユニットからの+12V出力が両端のCTB34Mに、+5V出力が中央の2つのCTB34Mに繋がって
おります。
ヒートシンクには下の方にも3つ並んでおりまして、1番上のものはダイオード・アレイでございます
が「C82」とだけしかございませんで、詳細は不明でございます。
その下のものは、STMicroelectronics のTYN408Gなのでございますが、何故かデータシートが
見つかりませんです。(汗)
1番下にございますのは、CHINO-EXCEL TECHNOLOGY のCEP603ALでございますね。

さて、基板下部中央のUPでございます。
左は、Texas Instruments のTL494CN、右は
同じくLM339Nでございます。
師:
んー、+3.3Vは、せいぜい10Aといったところかのぅ?(笑)
私: でございましょうねぇ。(汗)
師:
ほれ! STMicroelectronics のTYN408Gは、400V・8AのSCRじゃ。
私: データシートでございますか、ありがとうございます。 って、これには600V〜1000Vの品しか
載っておりませんですが?
師:
400V品を作る意味が無くなったので、消滅したんじゃろうな。(笑)
私: で、「C82」の方は?
師:
頭に「ESA」を付けろというようなことは、確か前にもいった事がある筈じゃが?
私: あっ! 富士電機の...。(汗)
私: しかし、何故にこのような造りになっているのでございましょうか?
師:
うん? +3.3Vのことか?
私: はい。
師:
そりゃ、元々の設計が『AT電源』だからじゃろうが?
私: 嗚呼! 成る程、そういうことでございましたか。
師:
オヌシ、歳のせいか最近頭が固くなってはおらんか?(笑)
私: ええ、腹は益々柔らかくなっているのですが...。(泣)
師:
ヴァカもんが!(爆)
あいやっ! 肝心なことを忘れておりました。 今回のブツは、Kさんからのご提供でございます。
誠にありがとうございます。

