King's Vengeance? LW-6300H-2


別に、このタイトルには深い意味はございません。 単に「KING」という単語から、良いタイトルは
ないかと色々と考えておりましたところ、ふと思い付いただけでございまして、これはとあるバンド
の「FIGHTING」というアルバムの中の1曲でございます。

最近、お疲れ気味のせいなのか、はたまた歳のせいなのか、以前にも増して頭が回らなくなって
おりましてなぁ。(悲)

箱・表 箱・裏

こちらのブツは株式会社 エバーグリーンさんからのご提供の品でございまして、あの「SILENT
KING
」の新シリーズの内の1つでございます。 箱の表には、「SILENT KING-2」とございます。
裏側は保証書となっておりまして、保証期間は『6ヶ月』とされております。


煮るなり焼くなり、どうぞかわいがってやってください。とのことなのでございますけれども、
電源は煮ても焼いても食えませんでなぁ。(殴)

能書

最近は他メーカからも多くの12cmFAN搭載電源が出回っておりますので、ウチが元祖
仰りたいお気持ちも解りますが、草団子や温泉饅頭ではございませんのでねぇ。(笑)

電源容量大幅UP!』とのことでございますが、この点につきましては、後程ラベルのところで
確認させて頂くに致しましょう。

ATX12V 1.1対応』とございますが、「Version 1.1」が2000年の8月で、「Version 1.2」が2002年
の1月、そして最新は2003年4月の「Version 1.3」でございますが、これらの規格書は全てダウン
ロードして保管してございますが、何処が如何変ったのかは、全くチェックしておりませんです。
(汗)

全体像
 こちらが、「SILENT KING 2世」様の全体像で
 ございます。

 FANガードが「埋め込み」になっておりますのは、
 旧モデルのActive PFC搭載のHK350-13BPと、
 同様でございます。

 確か、Active PFC非搭載の旧モデルでもFANの
 取付は、途中からこのように変更された筈だと
 記憶しておりますが。


ATXメインコネクタのケーブル長は、LW-6350Hでは36cm程でございしたが、コイツは60cm程と
かなり長くなっております。

ラベル

こちらが、ラベルでございます。 今回はサイズを少々大きめにしてみましたが、この位の方が
はっきりと見えますね。

さて、先程の『電源容量大幅UP!』に関してでございますが、こちらのラベルでは+3.3V/+5V/
+12Vは、夫々20A/25A/17Aとされております。 株式会社 エバーグリーンさんのサイトに拠り
ますと、LW-6300Hは夫々20A/30A/15Aとされておりますので、+12Vは2A増でございますが、
+5Vは逆に5A減ということになってしまいますのですが...。(汗)

こちらのシリーズの最上位機種であるLW-6400H-2では、旧モデルが26A/35A/15Aでしたのが
26A/35A/20Aとなっておりますので、+12Vだけが5A増ということになっております。

後部 前部

後部には、小さな小さなOn-Offスイッチが新設されました。 前部の様子は、相変らずでござい
ます。

さて、それではいよいよ『腑分け』と参りましょうか。

開腹
 ふ〜む? 2次側のヒートシンクの様子が少々
 違うだけで、基本的な部分は殆ど変らないよう
 でございますね。

 LW-6350HやLW-6400Hと比べますと、2次側の
 ケミコンが1本少ないかな?(笑)


FAN
 こちらがFANでございますが、相変らずラベルの
 部分が反射して、吹っ飛んでしまいました。(汗)

 LW-6350HやLW-6400HそしてHK350-13BPでも
 搭載されているFANは、Yate LoonのD12SM-12
 でございましたが、こちらはRUILIAN SCIENCE
 & TECHNOLOGY
のRDL1225S、0.18Aのものと
 なっております。


1次側
 ケミコンは、330µF・200Vの85℃品でございます
 が、また『HEC』でございますねぇ。(汗)

 LW-6400Hが680µF、LW-6350Hが470µFとなり
 ますと、300Wではやはり330µFとなってしまうの
 でございますか...。(悲)

 そのお隣には何とブリッジではなく、普通の整流
 ダイオードが4本並んでおります。 IN5406とござ
 いますので、3A・600Vのものでございます。


基板中央部 反対側から

左手の画像手前の基板上には、『CY6228D REV:C』とございます。 この基板は、LW-6350H
やLW-6400Hで使用されていたものと全く同じものでございます。

因みに、このメイントランスは、LW-6350Hで使われていたものと同じ型番のものでございます。

1次側ヒートシンクには、Fairchild SemiconductorのKSE13007が2つとKSC5027-Rが並んで
おります。 KSC5027-Rは、LW-6350HやLW-6400Hと変りありません。 しかしKSE13007は、
LW-6350HではKSE13009Lでございましたね。 LW-6400では、「E」しか解りませんでしたが。
(汗)

2次側ヒートシンクには、STMicroelectronicsのSTPS2045CT、Mospec Semiconductor
S30D40Cがございまして、Philips SemiconductorsのBYQ28E-200がシンクの表裏にござい
ます点は、LW-6400Hと同様でございます。

STPS2045CTに関しましては、LW-6350HやLW-6400Hと変りありません。 またS30D40Cも、
LW-6400Hで使われておりましたSBL3040PTも、30A・40VのSchottkyでございます。

中央部反対側手前
 こちらの様子も、LW-6350HやLW-6400Hと全く
 変りはございません。

 右奥の青いケミコンには、やはり「DECON」と
 ございますし、中央のフォト・カプラも同じものの
 ようでございます。

 当然、ヒューズの取付け方も...。(殴)


2次側
 左のFairchild SemiconductorのKA7500Bも、
 右のTexas InstrumentsのLM339Nも全く変り
 はございません。

 こちらに半固定抵抗が1つございますのも、当然
 変りはございません。


2次側・2
 こちらは、何時もとは少々変った方向から撮影
 してみました。

 左手には、STMicroelectronics のL7905CV
 がございまして、その下というか横というかから
 出ている白い線が-5Vでございます。


また、L7905CVの前から出ております水色の線は-12Vでございますが、その右下にございます
空きパターンには、LW-6350HやLW-6400Hではケミコンが実装されていた筈でございます。


今回の『腑分け』対象は、300WクラスのLW-6300H-2ということでございますが、旧モデルでは
腑分け』させて頂きましたのは、350WクラスのLW-6350Hと400WクラスのLW-6400Hでござい
ますので、残念ながら同クラスでの直接比較というものが出来ません。

従いまして、推測の域を出ない範囲での結論と致しましては、使用されている基板は「SILENT
KING
」と「SILENT KING-2」では全く同じものであることから、変更点は『+12V強化』のための
2次側回路での使用パーツ等の軽微な見直しだけということなのではないでしょうか?

この点に関しましては、旧モデルのLW-6300Hをお持ちのお方や、新モデルのLW-6350H-2或い
はLW-6400H-2をお持ちのお方からのご情報が頂ければ、誠にありがたいのでございますが、
大多数のお方は、電源を開けてみようなんて思いませんものねぇ。(笑)


後は、FANの変更が如何いう理由で行われたのかというのが、気になる点でございましょうか。

RUILIAN SCIENCE & TECHNOLOGYのFANは、『オマケな電源? ATX-300』等でも採用
されておりましたように、結構多方面で採用されておりますようでございますが、残念ながら該当
すると思われるサイトを見付けることが出来ませんので、詳細な情報が得られません。(汗)

ただ、Xinruilian Electronics Co., Ltd.というFANメーカのサイトには、『Xinruilian Electronics
(Shenzhen) Co., Ltd. was found in 1994 as Shenzhen Ruilian Science Co., Ltd.』という記述が
ございますし、ここにはRDL1225Sという同じ型番で0.18Aなものも載っております。

実際のところ、これらの関係はどのようになっているのか、それとも全く無関係なのかは不明で
ございますが。


ということで、取り敢えず組戻しまして、何時もの如くテスタを当ててみることに致しましょうかね。

+3.3V +5V +12V

+5Vは若干(母が恥を掻きますので、決して「わかせん」とは読まないように。(殴))低めでござい
ますが、+12Vは見事にピッタリでございますね。(笑)

例のテストを実行した後に、そのままCPU負荷100%にて24時間連続稼動をさせてみましたが、
特に問題はございませんでした。


ところで、テストということで今回は何時も使用しているデジカメとは異なる機種を使ってみたので
ございますが、コイツの画像は如何にも色合いがキツ過ぎて、私の好みではありません。

でも、今回別のデジカメを試してみたお陰で、何時も画像の出来が悪いのはデジカメのせいなど
ではなくて、やはり私の腕が悪いせいだというのを、存分に思い知らさせましたけどねぇ。(悲)


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『旧モデルのLW-6300Hをお持ちのお方からのご情報が頂ければ、誠にありがたいのでござい
ますが』と書いておきましたところ、『電源らぶ(はぁと』のねむりねこさんより、早速貴重な情報
をお寄せ頂きました。 本当に、誠にありがとうございます。

2003年9月に『在庫処分品』を入手なされたそうでございますので、旧「SILENT KING」としては
恐らくは最終モデルではないかと思われます。


先ず1次側では、旧LW-6300Hでも整流ダイオードはやはりブリッジではなく、平滑用ケミコンも
同じ『HEC』のものが使用されております。

また、旧LW-6300Hのメイントランスも、やはりLW-6350Hのものと同じ型番でございます。

2次側のダイオードは、STMicroelectronicsのSTSP2045CT、Mospec Semiconductor
S30D40CとF16C20Cだそうでございます。

ここでの相違点は、F16C20Cは16A・200Vの、BYQ28E-200は同じく10A・200VのFast Recovery
Diodeでございますが、BYQ28E-200は2個使用でございますので。

FANに関しましては、旧「SILENT KING」でも既にRUILIAN SCIENCE & TECHNOLOGY
RDL1225Sが搭載されているそうでございます。

オマケな点と致しましては、L7905CVの右下にございます「C33A」というケミコンの空きパターン
は、LW-6300Hでも、やはり空いておりますそうでして。(笑)


これらの情報を総合致しますと、今回のモデルチェンジでの主眼点は、やはり『+12Vの強化』と
いうことなのでございましょうね。

(2003.10.30記)
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