混迷の罵詈臼? WPS-335P4

今回は、このような箱に入っております。
ソルダムの新製品、WPS-335P4です。
Varius WPS-335のPentium4対応版で
ございます。
今回の統制価格は、如何やら14,800円の
ようでして。(笑)

ラベル部分と相成ります。
初代Varius WPS-335では、
+3.3Vは15A、+5Vは25A、
+12Vは9.4Aでございました
ので、大分強化されて
おります。
また、+3.3Vと+5Vの合計出力
制限も、175Wから220Wへと
変更になっております。
AC入力が初代では、100-127V となっておりましたが、こちらでは、90-264V となりました。
そうそう、-5Vsbというのは、笑わせて頂けますね。

こちらが、全体像でございます。
ATX電源コネクタのケーブル長は、
約50cmとなっております。
当然、Auxiliary Power Connector 並びに
+12V Power Connector はございます。
Peripheral Power Connector は8個で、
Floppy Drive Power Connector は3個
となっております。

こちらが、電源後部でございます。
初代には、On-Offスイッチがございましたが、
こちらにはございません。
AC入力が、90-264Vとされておりますので、
切替スイッチもございません。
この電源には、A4版1枚のぺなぺなの「User's manual」なる物が付いて参りますのですが、
そちらには、
「電源の封印シールを開封した場合、またはそれに相当する行為が認められた場合は
製品保証の対象とはなりません。」
とございます。
何と言われようが、私は開けるのじゃ! ということで、「腑分け」開始です。(笑)

基板構成は初代と変りませんが、様子は全く
異なるようですね。
ヒートシンクが普通だし。(笑)
サブボード右方の止め方が嫌らしいのは、
初代と全く同じですが。

こちらが、サブボードの表面になります。 ボード左側からAC入力が入りまして、
右側のケーブルが、メインボードへと接続されております。
左の分割巻のコモン・モード・チョーク・コイルの上に見えます黒いXコンは、
岡谷のRE334でございます。初代では、同じものが2つ載っておりましたが。
因みにヒュ−ズは、6.3A250Vのものですね。
右のブリッジは、ってこらこら、これではスタンプが見えないではあ〜りませんか!(笑)
仕方がございませんので、無理矢理覗いてみたり致しましたら、これは新電元工業さんの
ものでございますね。 え〜っと、D10XB60Hとございますので、600V・10Aのものですね。

こちらは、取り外された「主板」でございます。
画像中の矢印は、下掲の画像の撮影方向で
ございまして、添付されております数字が、
画像の順番でございます。
それでは、詳細な検討を始めることに致しましょう。 「お姉さ〜ん! 生ビール3つね!」(爆)

私: メインボードの1次側入力部でございます。
東芝のK2837が3つ並んでおります。
こいつ等は、2000年11月ものですな。(笑)
師: そんなことは、如何でも良いじゃろうが。
私: 2つはフォワード・コンバータでしょうが、
もう1つは何でしょう?
師: うむ、力率改善回路の昇圧用じゃな。
私: 一番左は、STMicroelectronicsの
STTA806Dのようですね。

私: 右のケミコンは日本ケミコンのもので、
400V・390μFの85℃品でございます。
師: 如何やら、全て日本ケミコンのようじゃな。
私: それは、先代と同様でございます。
私: 大きなトランスが2つ、ヒートシンクの間に
挟まれておりますが。
師: 手前の奴は昇圧用チョークで、奥の方の
奴がメインじゃな。
私: 左下隅の8pinのは、松下電子工業のMIP0223でございます。Power Integrationsの
ライセンス品ですね。
師: コイツと左手の小トランスで、+5Vsbを作っておるのじゃが、ふぅ〜む。
私: おや、何か?

私: 反対側から覗いた様子でございます。
8pinのものは、ASTEC Semiconductor
のAS3844でございます。
師: おや、珍しく2次側におるようじゃが、
ふぅ〜む?
私: 先程から如何致しましたか?
師: いやぁ...、無いのじゃよ。
私: あぁ、すみません。「トマトサラダ下さい!」
師: すまんのう...って、そうでは無いわい!
力率改善回路用のICが見当たらんのじゃ。
私: そういえば、ありませんね。
師: 無い筈は無いのじゃが、何処に隠れておるのやら...。 ちと、貸してみぃ。
トランスの陰にもおらんようだし、おかしいのぅ...、やっ!!

師: やれやれ、こんなところにあったぞ!
私: あれ、16pin分の足が並んでおりますが、ここは一体?
師: 昇圧用チョークの下じゃな。(笑)
私: 何と!
R兄: チョークを外さないと、正体が解りませんね。
私: チョークは反則だぁ!
R兄: プロレスじゃないんだから。(笑)

私: 左手には、銅製ヒートシンクを背負った
3端子レギュレータがございますが、
見えます方は7905ですので、反対側は
7912ではないかと。
師: そうじゃな。
私: その下の14pinのものには、Minebea
PGC001-Aとございますが?
師: 恐らく、富士電機あたりのものじゃろう。
私: 右端のフォトカプラは、SharpのPC123で
ございます。

私: やぁ、ここにブルーのものがございます。
R兄: グリグリできますね。(笑)
私: 組み戻したら、回せないと思いますが。
R兄: でも、何とかするんでしょう?
私: そんなぁ。
私: Philips SemiconductorsのBYV42Eが
奥に見えますね。

私: 左隅の方には、お馴染みのLM339Nが
見えます。STMicroelectronicsのもので
ございます。
師: 何ぃ! 339も載っておるのか?
私: えぇ、載っております。
師: では、先程のMinebeaの奴は一体何を
しとるんじゃろうか?
私: ケーブルの処理の仕方は、相変わらずで
ございます。

私: こちらは付属のマニュアルの一部なのですが、ここの中央付近にございます、
「ビルトインEMIフィルタ採用」という意味が良く解らないのですが。(汗)
師: どれどれ。 う〜ん、このマニュアルはNMBのデータシートに良く似ているようだが...。
私: 確かにそうですねぇ。
師: NMBのデータシートに良くある、「Built-in EMI Filter (VDE Level B)」という表現は、
「(VDE Level B) 適合のEMIフィルタが組み込まれているぞよ。」 とでもするのが
適切じゃが、恐らくはこの辺を勘違いしたのじゃろう。
私: そういうことですか。
師: それに、「90-264Vワイドレンジ電圧自動入力切替」という表現もおかしなものじゃが。
私: はて?
師: 「ワイドレンジ」というのは、切替なしで90〜264Vまで使える奴をいうのじゃ。
私: あ、成る程!
師: 如何やら、星野金属には余り詳しい者がおらんようじゃが、一体何処まで設計に
関わっているのか疑問じゃのう。
ということで、「腑分け」が一段楽した後も、更に宴は続くのであった。(ただの呑んだくれだ!)
約1名は、例の如く「居眠りモード」に入っていきましたし。(笑)
今回は、「裏画像」を2種類用意してみましたが、どちらも一長一短のような。(汗)
表面実装部品が多用されておりますですね。
このような感じなのですが、3系統がともに0.01Vの単位でふらつくのが非常に気になります。
初代では実に安定しておりましたのが、設計変更で安定度が落ちてしまった?
そうだと致しますと誠に残念なことですし、Auxiliary Power Connectorや+12V Power
Connectorが必要でない場合には、初代の方が宜しいということにもなりますか?
あ、初代を搭載した限定品のケースがまだ売っていたよなぁ。(汗)
う〜ん、コイツにつきましては、もう少し検証を続けてみたいと思います。

