ミラーセット導入顛末記


HomeLANとは言え、サーバはサーバらしく、安定運用を目指さなければなりません。
そこで、HDDを1台増設して、ミラーセットを導入することと致しました。

本当のところは、ただ単にちょっと遊んでみたかっただけなのですが。(笑)

RAIDカードを購入してHardwareRAIDにしたかったのですが、予算がございませんので、
WindowsNTによるSoftwareRAIDで、お茶を濁します。(笑)

このマシンは、QuantumのFBSE3200 + FBCR8400という構成でしたが、
FBSE3200をFBCR4300に交換し、さらにFBCX13000を追加致しました。

スマートドライブ
 ただHDDを増設するだけでは
 余りにも芸が無いので(笑)
 ストックの中からこんなものを
 引っ張り出しました。

 アルミニュウム製ですが、
 結構良い出来です。


中身です
 底蓋を外したところです。
 ウレタン材が詰まっています。

 雑誌の紹介記事等では、
 HDDをはめ込む中の部材は
 外のケースに繋がっている
 らしいのですが、どう見ても
 そのようには見えません。

 全部解体した訳ではないので
 何とも言えませんが。


取付ました
 5インチベイの一番上に
 取付けてみました。

 出来ればここに製品名を
 プリントして頂きたいです。
 上では見えません。



何時もながら前振りが長くなってしまいました。申し訳ございません。(笑)
では、本題に入りましょう。まずディスクアドミニストレータを起動致します。

失態其の1
 おおっと!
 ディスク2を8GBしか認識していません。

 いきなり失態を演じてしまいました。
 これはFAQレベルのお話ですね。
 お恥ずかしい。(笑)


IDEドライバ

ご参考までに一応ご説明申し上げますと、SP4以降のATAPI.SYSでないと、
どんなに大容量のHDDでも、8GB迄しか認識されません。

ドライバ変更

と言うことで、「ドライバ」タブにて、ドライバの追加と削除を行いました。

無事認識
 ディスクアドミニストレータを
 再度立ち上げました。

 今度はちゃんと認識されました。
 当たり前ですが。(笑)

 ここでCドライブを選択し、
 更にCtrlキーを押しながら
 空き領域を選択致します。

 この状態でフォールトトレランス
 あるいは右クリックから
 「ミラーの確立」を選択します。


ミラーの確立

空き領域にCドライブと同じ容量が確保され、初期化が始まります。
ディスク2のドライブレター等が赤く表示されているのは、初期化中のためです。
実に簡単ですね。わざわざHPにアップする程のことではないかもしれませんね。
ここまでは。(笑)

導入完了

同様にDドライブもミラー化し、余った分はFATでフォーマット致しました。
ここで止めておけば良かったのです。つい余計なことを考えてしまいました。

再度ドライバ変更

一度認識させてしまえば、ドライバをPIIXに戻しても大丈夫かもしれない。
などとふと、思い付いたのが運の尽きでした。

失態其の2

ディスク2の総容量が、8GBに戻っています。しかし、各ドライブの容量はそのままです。
普通はおかしいと思ってここで止めるのですが、私は普通ではないようです。(笑)
つい再起動してしまいました。

再起動画面を、ぼぉ〜っと見ておりましたら「AUTOCHK」とか言うものが走り始めました。
そして、なんとDドライブのファイルを削除し始めたのです。
やはりちゃんと認識されていなかったようです。(当たり前じゃ!)

慌てて電源を落し、今度は「AUTOCHK」を回避して立ち上げました。
Dドライブのデータは、かなり消えておりました。(泣)
とりあえず、ミラーを解除して調べましたところ、不幸中の幸いと申しますか、
ミラー先のディスク2の方には、消されずに残っているファイルが結構ありました。
これをDドライブにコピーして戻してやれば、使えるだろうと一安心したのですが、
やはり、そうは問屋が卸しませんでした。

コピーは普通に出来るのですが、直ぐにファイルが見えなくなってしまいます。
ファイルは存在しているのですが、見えないのです。
仕方が無いので、ディスクアドミニストレータで再フォーマットしたりしましたが、
状況は全く変わりませんでした。

やむを得ず、新しくHDDを購入し、急場を凌ぐことと致しました。(無駄遣い!)
FBCR8400なんて今時なかなかありませんので、lct08に致しました。(泣)

ミラーセットを導入して、HDDを壊すなんて芸当は、なかなか出来ません。
良い経験を致しました。(開き直り−笑)


ちなみに、FBCR8400ですが、Win98マシンに繋げてFDISKをかけたところ、
一応直ったように見えます。詳細なテストはまだ行っておりませんので、
少し不安が残ります。
いざとなったら、「Zero Fill Utility」と言うものを試してみるつもりです。(笑)
こちらにございますので、 興味のある方はお試し下さい。


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その後のミラーセット


とりあえず、HDD交換で急場を凌ぎましたが、その後もシステムは全く安定致しません。
いきなりハングしたり、起動に失敗したりと、以前では考えられなかったような状況です。
ひとまずミラーセットを解除してみても、一向に状況は好転致しませんでしたので、
HDDに、何らかの損傷等が発生している可能性があるのではないかと思いまして、
色々とチェックをしてみましたが、どうも違うようです。

何か、また余計な事をしたかな?と、考えておりましたところ、ありましたねぇ。(笑)
ここの1番頭に。SMART DRIVEとか言う奴が。

そこで、熱暴走の為にシステムが不安定になっているのかどうかを確かめる為に、
稼働中に解体作業を進め、終了直後にSMART DRIVEからHDDを取り出してみました。
しかし少し温いだけで、暴走するほどの熱さではないようです。

まあ、外してみたので、この状態で暫く様子を見ようと言う事で使用しておりました。
最初のうちは、やはり偶におかしな現象が出ておりましたが、次第に安定して参りました。
現在では、Cドライブのみですがミラーセットを再導入致しましたが、安定しております。

やはり、SMART DRIVEが原因だったのでしょうか?
今一つスッキリとしないのですが、PCの自作では良くある事ですので(笑)、
これで善しとする事と致しました。

最後に、取り外したSMART DRIVEを解体してみましたので、ご紹介致します。

SMART DRIVE解体
 外側のウレタン材を外すと
 HDD取付部も外せ、
 このようになります。


青い物体
 この青い物体は何でしょう。
 ネチョネチョと柔らかく、
 少しべたべた致します。
 ここにHDD取付部が
 貼り付く感じになるのですが、
 熱伝導率はどうなのでしょうか。



相変わらずの失態続きでお騒がせ致しましたが、何とかミラーセットの導入は完了致しました。
いくつかの疑問点を残しながら、...(笑)

しかし、SMART DRIVEはどうしよう。


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ミラーセットの信頼性


先日のことですが、何時もの「なんでも掲示板」にて、Windows NT によるソフトウェアRAIDの
信頼性について話題になりました。
そこでご指摘頂いたのですが、Microsoft社の Knowledge Base 等によりますと、Windows NT で
ミラーセット(RAID-1)またはパリティ付きストライプセット(RAID-5)を使用している場合に、
障害が発生した場合には、Ftdisk.sysが再同期化機能を実行して、ディスクセットを回復する、
と記述されているということです。
私も確認致しましたが、確かにそのように書かれております。しかし、納得できません。(笑)

正常起動

これが、正常に起動した場合のイベント・ログです。

異常終了後

こちらは、ハングアップ等の異常終了後に、再起動した場合のイベント・ログです。
この場合は、直ぐ次に正常に起動した場合と同じイベント・ログがありますので、
自動的に再同期化されているものと思われます。

エラーログ

問題は、こちらの場合です。これはある朝NTさ〜ばを立ち上げた時に残されたログです。
この後、Ftdisk.sysが自動的に再同期化機能を実行するようなことはなく、起動後に
ディスクアドミニストレータで確認致しますと、「ミラーセット #1 [破損]」となっておりました。
「障害が発生したため」とありますが、これ以前にそれらしいログはありません。
実際のところ、HDD自体には物理的な問題は何もございませんでしたし、
ディスクアドミニストレータから「手動」で、ミラーセットを再構築し、無事回復致しました。

最悪の場合

最悪だったのが、このログが残された時でした。この後に自動的にAUTOCHK.EXEが起動し、
ファイルの削除をはじめたのです。(泣)
この前後にもFtdisk.sysに関するログは、残されておりません。

これらのことから考えますと、Ftdisk.sysによる再同期化機能というものは
かなり「制限」があるのではないでしょうか?
詳しい情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ご指摘願えればありがたいのですが...。


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