バルクだホイ!? SS-400HS


それは2005年の11月某日、都内某所では何時もの面子での宴会が催されることとなっていた。


てらさん、今日の肴には如何ほど位かかりました?
: 皆さんの参加表明が遅いので、今回は少なめにしておきましたから、こんなもんで。
私の方の酒代はこんなもんですから、あわせて各人からこの位徴収すれば良いですね。
: 嗚呼、後から来る連中には、ビールを買ってくるように言わなくてはなりませんですね。


そして一人また一人と参加者が集まり始め、宴会もそろそろ盛り上がってきた頃のこと。


バルク品
  はい、てらさん。 今日の肴です。
 : あぁ、例のヤツでございますか。
  ん? ソイツは、電源じゃな?
 Seasonicのバルク品だそうでして。
  少し前に、BLESSで4,980円で売って
   いたものなのですが。

  ふむ、確かにSeasonicのラベルが見え
   るのう。

 : あの、袋から出してご覧になれば宜しい
   のではないかと。(汗)
  嗚呼、それもそうか。(笑)


全体像
  コイツは、軽いのか重いのか。
  早速「重量」で値踏みですか。(笑)
 : 本体が重いのか、ケーブルが重いのか
   とか。

  で、何でコイツは、バルクなんじゃ?
  単に「箱無し」のためらしいのですけど、
   それって如何いうことなのでしょう?

 : 運送中の箱つぶれとか、水濡れによる
   箱の損傷とかですかね。
  水濡れですかい?(笑)


: 水濡れといえば、大分前にSilent Kingの水没品というのが出回っていたらしいのでござい
  ますが。
何じゃその、「水没品」というのは。
: 詳しくは存じませんが、水没したので本体だけをジャンク扱いで、ドスパラの店頭で売って
  いたそうでございますよ。
ちゃんと乾かしたのか如何かも、解らんのか?
: 水没とだけで、真水なのか塩水なのかも。(笑)
塩水は、有り得ないでしょう?
: 甲板に野積みにしていたら、海が荒れて海水をかぶったとか。(爆)
どんな船便だよ!(笑)

後部
  PFC搭載なので、入力電圧切替スイッチ
   は無しだな。

 : 『100-240VAC』等というシールは、貼ら
   なくとも良いと思うのですがねぇ。
  ケースに穴が開いてんじゃねーのか?
   (笑)

 : そのような気配は、ございませんです。


ラベル
  +3.3Vと+5Vは、150W Max.なのか。
 : +12Vが348Wということは、フルに
   14A+15Aの29Aを出せるということ
   でございますね。
  実際に出せるか如何かは、知らん
   がな。


  ところで、ドライバー持っとらんか?
 : 本日は、皆さんので手一杯で
   ございましたので。
  私も持ってきてませんよ。
  玄関脇の工具箱に入ってます。
  やれやれ。


開腹

フツー、じゃな。
: 確かに、取り立てて面白そうなところはございませんようで。

謎のチップ
  やっ、見たことの無い奴がおるぞ。
 : ふむ、このロゴには見覚えがございません
   ですねぇ。
  何だ、オヌシも見たことが無いのか。
 : はい。
  それなら、大丈夫だ。
 : それって、如何いう意味かな。(汗)
  ここにあるのじゃから、PFCとPWMのコンビ
   ・コントーラじゃよな。

 : まず間違い無く。
  後でちゃんと調べておけよ。
 : はぁ?


2次側小基板
 : あ゛ー、何で傾いているかな。
  何を言う、この角度にこそ連中の拘りが
   感じられるではないか。(笑)

 : はぁ?(汗)
  ポリシーだ! ロマンだ!(爆)
 : 阿呆くさ!(笑)

 : そんなことよりも、OSTでございますよ。
  それが如何だというんじゃ?
 : いや、だって、OSTですから。


このクラスの奴ならば、所詮はこんなもんじゃろうが?
: ...。
そんなことよりも、さっさと基板を外しておくんじゃぞ。
: はいはい。

...ふぬっ!...むうぅ!...ふげっ!

おいおい、さっきから何をしておるんじゃ?
: いや、ビスは4本とも外したのですが、如何しても基板が外れないのでございます。
他にも留まっているところがあるんじゃないのか?
: ええっと...、あっ、底面にもう1本ビスがございますが、外れません。(汗)
どれどれ、共回りしとるんじゃろう。 ちょいと貸してみぃ。

スペーサー?
  ふむふむ、コイツが犯人じゃな。
 : はあ?
 ケミコンの横に、白いポッチがあるじゃろう
   が。

 : 確かに。 で、コイツは何でございますか?
  マザボを固定するのに使うスペーサーじゃ
   ろうな。

 : 成る程。
  コイツの雁を押さえてやれば良いのじゃ
   が...、ラジオペンチはございますかな?

  先程の工具箱に。

やれやれ。
: 今日は随分とアクティブでございますね。
よしよし、外れたぞ。

裏画像
  何だ、割とまともではないか。
 : 以前、SeasonicのSS-350FSを腑分け致し
   ましたが、やはり仕上げはまずまずといった
   感じでございました。
  まぁ良い。 詳細はキチンと纏めて報告する
   のじゃぞ。

 : はぁっ?



その後宴会はますます盛り上がり、アルコールの大波に飲み込まれた私は、深い深い淵へと
落ちていくのであった。(殴)


1次側
 L字型のヒートシンクを担いだブリッジはPBU805
 で、600V・8Aのものでございます。

 1次側ヒートシンクのこちらの面には、何もパーツ
 は取り付けられてはおりません。


謎のチップ
 謎のチップは、Champion Microelectronic
 CM6800でございまして、思った通りPFCとPWM
 のコンビ・コントーラでございました。

 その奥の2本のケミコンは、Taiwan Ostor
 RLSシリーズでございます。


基板中央部
 左手に3つ並んだフォトカプラは、NECのPS2561
 -1でございます。

 右の白いコネクタに、ACインレットに取り付け
 られた小基板からAC入力が繋がれます。

 中央のケミコンは日立のHP3シリーズで、270µF
 ・400Vでございます。

 その手前の小さなケミコンは、やはりTaiwan
 Ostor
のRLSシリーズでございます。

右手のヒートシンクには、International RectifierのIRFP460A、HEXFET® Power MOSFETが
2つ並んでおります。

メイントランスの後には、S40SC4Sというダイオード・アレイがございますが、製造元等は不明で
ございます。

中央部反対側
 左手のヒートシンクの手前にございますのは、
 International Rectifierの8ETH06FPでござい
 ます。

 その奥でサーミスタの後に隠れておりますのは、
 Fairchild SemiconductorのFQA10N80でござ
 います。


2次側
 ご覧のようにダイオード・アレイが3つ並んでおり
 ますが、中央のものは反対側と同じくS40SC4S
 である筈でございますし、右側のものも同じく
 S40SC4Sであるのが確認出来ましたが、左側
 のものは『S40S』までしか確認出来ません。

 こちらのケミコンも全て、Taiwan Ostorのよう
 でございます。


2次側・2
 ヒートシンクに取り付けられたサーミスタからは、
 小基板へとケーブルが伸びております。

 手前中央にございます8pinのものは、Hytek
 Microsystems
のHY-510Nというものだという
 情報がございますが、詳細は不明でございます。
 (汗)


FAN
 後部のFANはCheng Home Electronics
 CHA8012CB-A、0.17Aで3,000rpm、37.07CFM、
 32dBAという代物だそうでございます。


4,980円ならば確かにお買い得でございましょうが、10,000円前後という価格では、積極的に購入
したくはございませんですね。


しかしまぁ、もう少し気の利いたタイトルが思い浮かばんものかなぁ?(殴)


line.gif

ホームへ  戻る