コイツは何だい!? KST-420BKV

今回のネタは、恵安さんの『静か』こと、KST-420BKVという代物でございます。
『静か』という品名や『ATX静音電源ユニット』と大きく書かれていることから、一番のウリは静音
なのでございましょうが、今更そのようなことに期待して購入致した訳ではございません。
箱にはその他にも色々と能書きが書かれておりますが、ここでは軽く流しておきましょう。

こちらは箱の裏側でございまして、更に詳細に能書きが書かれておりますので、一通り眺めて
おいて下さい。(゜゜)\(--メ)

こちらが今回のネタの全体像でございます。
12cmFAN搭載で、黒色塗装ではございます
が、それだけでは現在では特に珍しいという
ものではございません。

こちらは電源後部の画像でございますが、一度はこのような安物電源はスルーしようと思った
にもかかわらず、結局購入してしまった「理由」がこちらにございます。
ACインレットの横にございます、如何考えても怪しげなものに関しましては、恵安さんのサイト
にも何も記述はございませんので、ついつい開けて確かめてみたくなったのでございます。
このようなものが付いていようがいまいが、価格からして肝心の中身には期待出来ないという
のは明らかなのに、ついつい釣られてしまう私は、正直アホです。(^^;A

因みに、こちらは電源前部の画像でございます
が、このようにスリットが切られております。
こちらの製品にはこのような保証書が付いておりまして、保証期間は『1年間』とされております。
また、「取り付け方法説明書」なるものも付属致しておりますが、ページ番号がどちらも『2』と
なっておりますのは、ご愛嬌ということで。(゜゜)\(--メ)

こちらはラベルでございまして、こちらには「UL」のRecognized Component Markはございますが、
肝心の「File Number」が記載されておりません。
先程の箱の裏の画像の右下のRecognized Component Markには、ちゃんと「File Number」も
記載されております。

あの画像では小さくて解りませんが、こちらの
拡大画像では『E178768』と確認出来ます。
従いまして、製造元はWINTECHであることが
解ります。

取り敢えず開けてみましたが、やはり造りとしては面白くも無く...、って、おかしいジャン?
2次側ヒートシンクに取り付けられております、FANコントロール用と思われる小基板には、
『Seventeam』と書いてございます。(^^;A

こちらはACインレットでござい
ますが、こちらのフィルタ回路用
の小基板にも『Seventeam』と
ございます。
ACインレット横の怪しげなもの
へは、黄色と黒の2本のラインが
伸びておりますが、黒いチューブ
の部分には何か隠されているよう
でございますね。
気が向いたら、皮を剥いてみよう
かな。(゜゜)\(--メ)
熱収縮チューブの在庫は、何処
にしまってあったっけ?

こちらは、1次側の様子でございます。
ケミコンは、東信工業のLGシリーズの1000µF・
200Vでございます。
ブリッジはPBU1005で、600V・10Aのものでござい
ます。
それにしても、ケミコンもブリッジも薄汚れている
のは何故だ?
ケミコンの右後に見えますのは東芝の2SK2717で、その横には富士電機の2SC3320と思しき
ものが2つ並んでおりますが、詳細は確認不能でございます。(゜゜)\(--メ)

こちらは、基板中央部でございます。
左手のヒートシンクには、SBL4040PTが2つ並ん
でおります。

こちらは、基板中央部の反対側の様子でござい
ます。
赤と黒のラインがACインレットからの入力で、
そのお隣で黒いチューブを被っておりますのが
ヒューズでございます。
この辺りのケミコンは、CapxonのKFシリーズと
KMシリーズでございます。

こちらは、2次側の様子でございます。
左手前で2本のグレーのラインの陰になっており
ますものは、Texas InstrumentsのTL494CN
でPWMコントローラでございます。
右手の小基板上にございますのは、Silicon
Touch TechnologyのPS223でございます。
小基板上の紫色のケミコンは、CapxonのST
シリーズでございます。
TL494CNの上を通っております2本のグレーのラインは、2次側ヒートシンクに取り付けられた
サーミスタに繋がっておりますが、実は2次側ヒートシンクにはもう1つサーミスタが取り付けられ
ておりまして、そちらはヒートシンクに取り付けられた小基板へと繋がっております。
『電源の長寿命構造でシャットダウン後、電源ファンは約3分ほど駆動しクールダウンさせ停止
します。』と箱に能書きが書かれておりましたが、小基板には+5VSBも配線されておりますので、
通常時は主基板上のコントロール回路で制御し、シャットダウン後は+5VSBを小基板上のコント
ロール回路で制御して、FANを回しているのでございましょう。

トロイダルがヒートシンクにくっ付くのではないか
という位置におりますので、後のヒートシンクの
様子を窺い知ることは出来ません。(゜゜)\(--メ)
この辺りは、かなり無理のある配置になっており
ます。(^^;A

こちらが「裏画像」でございますが、基板がイレギュラーな形状でございますので、お見苦しい
点はご容赦願います。(゜゜)\(--メ)
こちらの画像からも、この電源は明らかにSeventeam製であることが解ります。
そこでSeventeamのサイトを覗いてみますと、『ST-420BKV』というこの商品のオリジナルと
思われるモデルがございます。
それでは何故、『E178768』というWINTECHの「UL File Number」が箱には記載されている
のでございましょうか?(^^;A
謎だ...。

FANは、こちらでございます。
S1202512Mとございますので、2,400RPMで
80.98CFM、6.14mmAq=60.21Pa、39.0dBAな
ものでございます。
『電圧と電源内部のサーミスタが検出した温度
によって1200rpm〜2400rpmまで回転数を自動
コントロール!』と能書きにはございますが、
39.0dBAでは五月蝿いですね。(^^;A
『電源の長寿命構造でシャットダウン後、電源ファンは約3分ほど駆動しクールダウンさせ停止
します。』との件に関しましては、例のテストを3回実行した後FANを観察しておりますと、暫くの
間は断続的に回っていたのですが、気付いた時には停止致しておりました。(゜゜)\(--メ)
まぁ、『長寿命構造』とやらは簡単な制御回路でございますし、通常使用時の騒音につきまして
も、外気温がもっと高い時期でないと評価し難いでしょう。
気が向いたら、ヒートシンクをはんだ鏝で暖めてみるかな?\(^O^)/
しかし、今回は予想外の展開だったなぁ。
