ダニのダニ!? ENP-2730H


先日、お仕事用サブマシンにて作業を致しておりましたところ、突如マシン内部から異様な回転
音が発生致しました。

急遽作業を中止して、一旦マシンの電源を落としてから作業し易い場所まで引き摺り出し、筐体
の側板を開放した状態で再度電源を投入致しましたところ、予想通りに電源FANの挙動が不審
でございます。(^^;A

サブマシンといえども、大事なお仕事を担っておりますので、側板開放状態のまま予定の作業を
終了させた後、速やかに秋葉原へと代替の電源を購入致しに参りました。

箱
 で、今回購入致しましたのが、こちら
 の電源でございます。

 Enhance製であるとか、Active-PFC
 搭載であるとかでこちらに決めたと
 いう訳ではなく、単純に腑分け済みの
 ものを候補から除いていったところ、
 こちらが残りましたものでして。

 次はやはり、普通のATX電源が搭載
 出来る筐体に買い換えるかな。


箱・前

箱・後

箱・右

箱・左

箱の側面部分には、多くの情報や保証規定等が記載されておりますので、全て掲載させて頂き
ましょう。

ところで、「MITE」というのは「ダニ」のことで、「MITY」は「MITE」の形容詞形でございますので、
MITY MITE」とは「ダニのダニ」なのでございますかぁ?(゜゜)\(--メ)

全体像

こちらが今回のブツの全体像でございますが、FANは出っ張ってはおらず、スッキリと致しており
ます。

後部

前部

Active-PFC搭載のため後部にはACインレットしかなく、前部にはスリット等はございません。

ラベル
 こちらは、ラベルでございます。

 特に変った様子はございません。


さて、それでは中の様子を眺めさせて頂きましょうか。

開腹

少々解り辛いのですが、AC入力部と電源前部そして出力部に小基板がございますが、こちら
の小基板は主基板にではなく筐体にビス止めされております。

それでは、更に詳細に眺めて参りましょうか。

AC入力部
 最初はAC入力部でございますが、ACインレット
 は、主基板ではなくこちらの小基板に取り付け
 られておりました。

 右上の黒いチューブの中身はアース・インダクタ
 でございまして、緑のXコンの左上にはラジアル
 リード型のヒューズがございます。


1次側

こちらは1次側でございますが、ご覧のように超立体配置となっております。(^o^)

中央にございますブリッジはGBU806で、600V・8Aのものでございます。

何か、微妙に突っ込みどころ満載のような画像になってしまったかな。(^^;A

基板中央部

こちらは基板中央部でございまして、画像の右手前にございますのはSTMicroelectronics
VIPer22A』で、スイッチング電源用1次側ドライブICでございます。

その後にございますケミコンはどちらもJamiconございまして、手前のものはSSシリーズで、奥
のものはTKシリーズの22µF・50Vでございます。

更にその奥のヒートシンクには、手前からInternational RectifierのHFA16TA60C、Toshiba
の2SK2968、そしてInfineon TechnologiesのSPW20N60S5が並んでおります。

画像左手の緑色のケミコンは、TEAPOでございますが、それ以上の情報が読み取れません。

その後のヒートシンクには、STMicroelectronicsのSTPS4045CW、Philips Semiconductors
のBYV42E-200、そしてLite-On TechnologyのMBR6045PTが並んでおります。

中央のケミコンはご覧のような状態でございますので、メーカ等の情報を確認することが出来ま
せんが、周囲のものがJamiconTEAPOでは、どうせこちらも大した代物ではございませんで
しょう。(゜゜)\(--メ)

小基板裏画像

こちらが1次側と2次側に跨る小基板の裏画像でございますが、中央のスリットの左側が1次側と
なっております。

スリット部分の向う側には、基板中央部にございましたものと同じく、SharpのPC817が2つ並んで
おります。

1次側には、Infineon TechnologiesのTDA16888、力率改善用のPFCコントローラとPWMコント
ローラが1つになったコンビ・コントローラが載っております。

2次側上部にはFAN用コネクタとヒートシンクへと取り付けられたサーミスタがございまして、FAN
コントロール回路を形成致しております。

その下には、Weltrend SemiconductorのWT7510がございます。 こちらは既に何度か登場
致しておりますが電源監視用ICでございますので、PWR_OKもこの小基板上より出ております。

2次側

こちらは2次側でございますが、左上の黒いチューブの部分にサーミスタが取り付けられており
ます。

こちらの緑色のケミコンは、全てTEAPOのSCシリーズでございます。

画像右端にございます2本の黒いケミコンは、JamiconのTKシリーズでございます。

ってぇ、やっぱりこちらもケミコンはTEAPOJamiconばかりなのかぁ?(^^;A

出力部小基板
 こちらは、出力部の小基板でございます。

 ここまで眺めて参りましても、特に変った様子
 や特殊なパーツが使われているというような
 ことはございませんでしたが、この小基板は
 少々変っておりますね。

 こちらの基板からの出力では、+12Vは「+12V
 Connector」とそれ以外の2系統に分けられて
 おります。

 嗚呼、左下はSTMicroelectronicsのLM339
 でございます。


FAN
 FANは、ADDAのAD0812MB-D70でございます。

 2440RPM、22.4CFM、26dBAのBall Bearing Type
 でございます。

 音に関しましては、「静音タイプ (23dB以下)」と
 いうAcBelのPS3-300P-DNNSよりも、確実に
 静かではございますが、後部からの排気の風量
 が足りないのではないかというのが、かなりの
 不安材料ではございます。(x_x)


最近の電源は、間違い無く「安物ケミコンの耐久試験」的要素がかなり強いですからねぇ。(^^;A

裏画像

こちらが、裏画像でございます。 見てくれ的には、そこそこ綺麗ではございますよね。


久し振りの腑分けのリハビリ用と致しましては、まずまずだったのかな。(^o^)


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1月21日の本店移転に伴い、故障致しました電源というのが、実はこちらでございまして、その後
暫くは多忙のために放置されておりましたが、漸く弄ぶ時間が出来ましたので、故障原因が特定
出来るか如何かは解りませんが、検証してみることに致しました。(゜゜)\(--メ)

先ず最初に、再度電源にAC入力を投入し、何時もの『ゼムクリップ・スイッチ』にて単独起動を
試みましたが、やはり全く反応致しません。

次に、テスタを持ち出してきて+5Vsbを測定致しましたが、全く出力されておりませんでした。

入力部小基板 1次側ヒートシンク

原因として先ず疑いましたのはヒューズ切れでございましたが、組み上がった状態ではヒューズ
にテスタを当てることが出来ませんでしたので、外しました。(^o^)

左の画像の中央上部にございます黒くて丸いものがヒューズでございまして、6.3A・250Vとござい
ます。

しかしながら、ヒューズはしっかりと生きておりました。

1次側ヒートシンクは、序なので外してみただけでございます。(゜゜)\(--メ)

小基板表画像

こちらは、1次側と2次側に跨る小基板の表画像でございます。

左手上部の2本の黒い線がサーミスタに繋がっておりまして、その右の白いコネクタがFAN用で
ございます。

FAN用コネクタの下の8pinのものが、Weltrend SemiconductorのWT7510でございます。

右側中央に陣取っておりますのは、Infineon TechnologiesのTDA16888でございます。

2次側ヒートシンク

折角でございますので、こちらも外してしまいました。(^o^)

スカスカ TEAPO

左の画像は、4枚の小基板を外されてスカスカ状態の主基板の様子でございます。

更に、ケミコンの正体も曝してみましたが、TEAPOのLGシリーズ、150µF・420Vでございました。

こちらのケミコンには容量抜けは無く、メイントランスも生きております。

ということで、慎重に組み直して電源を投入致しますと、無事に起動致しました。(^o^)

つまり、



電源買ったら、追いはんだ ということで。\(^O^)/

(2006.03.30記)
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