大きいことはイイことか? SF-430K14


箱

今回のネタは、サイズさんのSF-430K14でございますが、こちらはSuper Flower製とされており
ます。

12cmFAN搭載電源が珍しくは無くなったこの頃でございますので、14cmFAN搭載電源に手を出す
のは、「電源くん」を自称する私としては、当然の成り行きということでございまして。(笑)

箱・裏

箱・手前

サイズさんのサイトに、この電源の特徴が列記されておりますので、是非一度ご参照下さい。

マニュアル
 このようなものも、付属致しております。

 こちらに拠りますと430Wと530W以外にも、330W
 380W480Wそして570Wのものが存在するようで
 ございますが、Super Flowerのサイトには、330W
 から530Wまでの5モデルだけで、570Wのものは
 紹介されてはおりません。

全体像

こちらが今回のネタの全体像でございますが、FANがデカイお陰で中の様子が良く解ります。

ヒートシンクに取り付けられた赤い小基板が見えますが、良く見ると主基板も赤い。(笑)

『14cmFAN搭載』ということで、奥行が163mmと通常よりも23mm長くなっておりますので、お買い
求めの際にはご注意下さい。

前後の様子は、箱に画像が載っておりますので宜しいですね。 写り込んじゃうし。(殴)

ラベル

こちらがラベルでございますが、まぁ何とか数値は読めるかな。(汗)

箱の方にはございませんでしたが、こちらにはちゃんと『E242429』とSuper FlowerのUL File
Number
がございます。

開腹

早速開けてみましたのですが、久し振りに2次側ヒートシンクにセメント抵抗が付いております。

パッと見で面白そうと思えるのは、2次側だけかなぁ?

入力部
 こちらの黄色いXコンの後のコネクタに、AC入力
 が入ります。

 Xコンの隣に突っ立っておりますのが、ヒューズ
 でございます。

 ご丁寧にサーミスタの足が被覆されております
 が、如何いう意味があるのでございましょうか?

1次側

ブリッジはこちらに背中を向けておりますので、反対側から覗き込んで素性を探ってみますと、
KBU606とございましたので、600V・6Aのものでございます。

ブリッジの足も1本だけが、先程のサーミスタのように被覆されておりますが、何故この1本?

で、ケミコンは...、一瞬TEAPOかと思ったら「JENPO」って、何?

ということで、さっそく調べてみますと「Jenpo Electronic Corporation」という台湾の会社の、WB
シリーズのケミコンらしいということは解りましたが、それ以上の情報はございません。

1000µFというのは宜しいのでございますが、碌にデータも公表されていないようなメーカの品物
ではねぇ。

こちらの2本の薄茶色の線は、例によって入力電圧切替スイッチへと繋がっております。

基板中央部

おや、こんなところにもセメント抵抗がございまして、5W47Ωとございます。 で、その後の1次側
ヒートシンクには...、おい、お前が邪魔でスタンプが見えない!

え〜、苦心の末に何とか、富士電機の2SC3320が2つ並んでおりますのを確認致しました。

左手の2次側ヒートシンクに並んでおりますのは、手前がSBL3040PT、その奥がMBR4045PTで、
どちらもLiteonのものでございます。

基板中央部・反対側

ん〜、こんだけデカイと実に良く見えるな。(笑)

左の1次側ヒートシンクにございますのは、Fairchild SemiconductorのFQPF5N60Cでござい
ます。

その手前の小トランス横でチューブに包まれておりますのは、如何やらミニ基板のようでござい
ますが、中が気になりますね。(笑)

右手の2次側ヒートシンクにございますのは、Mospec SemiconductorのF30D20C、コイツは
SchottkyではなくFast Recoveryでございますね。

で、この辺りのケミコンも、このロゴからすると、もしかしてJENPOなのでございましょうか?

黒い奴はTURシリーズで、ダイオードの陰の薄灰色の奴はTUXシリーズらしいのでございますが、
そのようなものの情報は全くございません。

2次側

こちらにも、チューブに包まれた怪しげなミニ基板がございますねぇ。 しかも、こちらは下の方
が膨らんでおりますし。

KA7500Cの7番pinから、「R45」へと妙なジャンパが伸びておりますが、7番pinは「GND」だった
よな?

Weltrend SemiconductorのWT7512のお隣でこちらに背中を向けておりますのは、2SC945
でございます。

2次側・2

こちらのケミコンにも、やはり同じロゴがございまして、茶色の奴はTULシリーズのようでござい
ますが、こちらも全く情報が得られません。

小基板・1 小基板・2

取り外した2次側の小基板でございますが、こちらの画像はイマイチだな。(汗)

左手の画像で、右上のコネクタに入っております赤と黒の線は、2次側の画像で左手前に写って
いるものでございまして、コネクタ名は「SB」とございます。

左下の「FG IN」にはFANからのパルスセンサーのラインが入り、「FG OUT」から電源外部へと
出て行っております。

その右手の3つ並んだコネクタは、「FAN1」、「FAN2」、「FAN3」とされておりまして、「FAN2」に
14cmFANが繋がれております。

右手の画像をご覧頂ければ、何処に挿しても一緒なのはご理解頂けますかと。

その上の6色の線が繋がった黒いコネクタは「CN1」とございまして、電源後部のFANの回転数
選択のスイッチとLEDの部分へと繋がっております。

FANの回転数など如何でも良いので、こちらのスイッチとLEDを外へ出して頂いて、更には3.5
吋ベイ
とかに取り付けられるようにして頂けた方が、遙に嬉しいのでございますが。(笑)

「Z01」の右の「+12V」と「GND」には、主基板から+12Vが給電されている筈でございます。

右手の画像の左手の16pinは、Philips ElectronicsのHEF4017BTで、右手の16pinは、同じく
HEF4060BTでございます。

裏画像

さて、裏画像でございますが、右手が1次側で左手が2次側でございます。

まぁ、こんなもんでございましょう。

FAN
 FANはGLOBE FANで、型番はB1402512MB
 -3Mとございますが、GLOBE FANのサイトには
 そのような型番のもの、というか、140mmFAN
 自体が全く記載されておりません。

 FANの口径がデカければ、回転数を抑えながら
 も風量を確保出来ますので、静音という点から
 は有利ではございますが、肝心の電源としての
 出来がちゃんとしていなければ、静音とかいう
 以前の問題でして。(汗)

『プラグインケーブル方式』に代表されるような、余計な機能や装飾といったギミックは要らない
ので、もっと本質的なところにお金を掛けて頂きたいものでございます。

SF-400TS

実は、14ヶ月前からこのようなものを隠し持っておりまして、この電源を搭載したマシンは、Tiger
MPXにAthlon MP 2400+を2機搭載し、CPU負荷100%の状態で24時間連続稼動致しております
のですが。(汗)

取り敢えず、現時点では不具合は出ておりませんようでございますが、やはり一度開けてみた
方が良さそうだな。


line.gif


この記事を書き上げて数日後、SF-400TSを腑分けするために、その代りとしてTigerMPXに
Athlon MP 2400+を2機搭載したマシンへと取り付けられ、CPU負荷100%の状態で24時間連続
稼動致しておりましたSF-430K14でございますが、半月程経ったある日、それまで順調に稼動
致しておりましたマシンが突然落ちました。

再起動もままならなかったのでございますが、また突然起動出来るようになりましたので、その
まま使用致しておりましたら、また突然落ちまして、やはり直ぐには再起動出来ません。

症状として思い付くのはアレしかございませんので、サイドパネルを開けて暫くの間放置し、徐に
スイッチを入れ起動したマシンの中を覗いてみますと、やはり電源FANが回っておりません。(汗)

已むなくSF-430K14を外し、SF-400TSを元に戻して、その日の私は宴会へと急ぎました。(殴)


翌日、外したSF-430K14を開腹致しましても、特にダメージを受けているようなところは見受け
られません。

テスタを当てて出力を見てみましても、+3.3V・+5V・+12Vの何れもマトモに出力されております。

で、テストのために何度かOn-Offを繰り返しておりますと、何故かFANが回る時もございます。

ということは、FANではなくFANコントロール回路がイカレタのかと思いまして、そちらにもテスタ
を当ててみましたが、回路への入力・FANへの出力ともにキチン12V出ておりました。

Autoモード』にしているのに、何故に最初から12V出ているのかという点は疑問に思いました
ので、『Silentモード』と『Turboモード』に切替えてみましてもチャン12V出ているということは、
やはりFANコントロール回路がイカレタのか?(汗)

しかしながら、FANが回転する頻度が高いのは、何故か『アフタークーリング機能』が働いて、
FANへの出力が12Vから4.7V〜4.8Vに絞られている時なのでございますが?


私のお頭ではここいらで行き詰まりましたので、宴会仲間の皆さんからアドバイスを頂きまして、
チト試してみることに致しました。

それは、SF-430K14SF-400TSのFANを交換してみることでございます。

で、如何なったかと申しますと、SF-430K14に繋いだB1402512Mはチャンと回りますが、モード
を切替えましても、FANに供給される電圧は変化致しませんで、フル回転となります。

ということは、パルスセンサーはただ単にスルーしている訳ではなく、この小基板でモニタされて
いるということか、FANコントロール回路もイカレテしまっているかのどちらかでございますね。

一方、SF-400TSに繋いだB1402512MB-3Mは、回りそうな素振りを見せるだけで、全く回転致し
ません。

やはり原因はB1402512MB-3Mの故障と思われますが、如何に24時間連続稼動とはいえ、半月
程では早過ぎるよなぁ。(悲)


さて、SF-430K14を復活させるため、或いはFANコントロール回路もイカレテしまっているかを
確認するためには、パルスセンサー付の140mmFANで5V程度でも回る奴を探さなければなら
ないのか。(汗)

しかし、アキバで出回っている140mmFANというとB1402512L-3Mばかりだし、「L」ということで
1,200rpmで80.9CFMらしいのですが、回転数落としてしまって大丈夫なのか?

B1402512Lを搭載したOEC-400W14(F)は、現在AthlonXPの2400+改2機を載せた電源テスト用
マシンで24時間連続稼動致しておりますが、FANは常にフル回転と思われる状態なのに、風量
が絶対的に足りませんので、ケースの電源部分が外から触っても暖かくなっておりますし。(汗)

後は、ザワードのFSB-0010に付いているFANがB14025HB-3Mってことで、こっちは「H」という
ことで1,800rpmで103.5CFMとのことなんですけど、FSB-0010は3,000円位するしなぁ。

何で、「M」は無いんだよぉ〜!


まぁ、電源の在庫は沢山あることだし、暫くは様子見かな。(笑)

(2005.05.31記)
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