WATANABE DENGEN? WPS-400PS


箱
 ここのところ12cmFAN搭載の電源が立て
 続けに発売になりましたので、暫くの間は
 様子を見ようかなと思っていたのでござい
 ますが、実物を手に取って眺めているうち
 に『Tuned by』とかいうのが如何にも気に
 なりまして、結局買ってしまいました。(笑)

 こんな私って、やっぱり「お馬鹿」?(爆)

 ところで、この『WATANABE』さんというの
 は、何処の何方なのでございますか?


箱・横1 箱・横2

FANは、最大1,500rpmで30dBAとございます。 低速では、780rpmで16dBAとされております。

右手の画像には「ULマーク」はございますが、肝心の「File Number」が記載されておりません
です。(汗)

更には、『本製品の保証はお客様のご購入日より起算した(保証期間を入れて下さい)期間とし、
弊社の対応は本製品の修理もしくは交換に限ります。』とございますが、箱には製造元や販売元
に関する記載は何処にもございませんですし、端から保証書等というものも付いてはおりません。

現時点ではパソコン工房さんの独占販売品のようでございますので、レシートを大事に保管して
おけば宜しいのでございましょうが。

全体像
 こちらが全体像でございます。 ケースは黒色
 で、FANガードは金色でございます。

 でまぁ、この黒色塗装がかなり酷いものでござい
 まして、箱から出した時点で既に数箇所剥げ
 いるばかりか、下地処理もキチンと出来ていない
 ようでございまして、ゴミごと塗り込んでしまって
 いる部分もございます。

 やはり...、安物?(汗)


S-ATA用コネクタ(脱着可能)というのは、単にPeripheral Power Connectorに変換コネクタ
を継ぎ足しただけのものでございますね。

これで『Tuned』の中身が、この黒色塗装とか網タイツとかの「外見的なものだけ」とかいう結末
だったらイヤですねぇ。

シール
 底面に貼られたシールには、このようにFANの回転数と温度
 との相関図がございます。

 無理矢理に拡大した画像でございますので、見難くて申し訳
 ございませんが、『High speed limited is 97%(T=75℃)』とか
 『Low speed limited is 38%(T=20℃)』とございます。

 箱の記載通りに最低回転数は780rpmだと致しますと、100%
 では2,050rpmになってしまうのではないかと思いますが?
 私の計算は、何処か間違ってますかぁ?


グラフ自体は、30℃付近から急激に回転数が上がりまして、70℃付近で100%に達しているよう
に見えます。 70℃で100%では、中のケミコンに優しくないのではないかと思われますが?(汗)

ラベル

こちらがラベルでございますが、こちらにはちゃんと「UL File Number」が記載されておりますね。

E186010』といいますと、ATNG Power Co., Ltd.でございますか。 となりますと、ラベルに
MODEL:AP-450X』とございますのは、ATNGの型番でございましょうか?

後部 前部

後部には、入力電圧切替スイッチと共に、FAN回転数の切替スイッチがございます。 前部には、
スリット等は全くございません。

ビカビカ反射しまくりで、如何しようもない画像ですな。(汗)

開腹
 さて、それでは早速、中の様子を拝見させて頂く
 ことに致しましょう。

 2次側ヒートシンクには小基板が取り付けられて
 おりますが、恐らくこれは、FANコントロール用で
 ございましょう。

 1次側のトロイダルがとても大きくて、基板から
 はみ出しておりますね。

 12cmFANが引っ掛りますので、フロント側の方を
 先に持ち上げないとなかなか蓋が外れません。

 フツーは、開けないか。(笑)


1次側
 ケミコンはTEAPOのLXKシリーズ、820µF・200V
 の85℃品でございます。

 AntecのSL350のケミコンと同じでございますね。

 Future PowerのWIN-420PCでは、同じく820µF
 のWell Jieh Electronicのものでございました
 し、SILENT KINGのLW-6400Hでは、松下のもの
 ではございましたが680µFでしたので、容量的に
 は後発組の方が良いですね。


製品の信頼性という点では、やはりTEAPOとかよりは松下の方がずっと上なのでございましょう
が...。

ということで、400Wクラスの電源であるならばお師匠様の仰るように、日ケミ、ニチコン、松下、
日立のどれかの1000µFにして頂けますと、とても喜ばしいのでございますが。(笑)

ブリッジはKBU1006、10A・800Vのものでございます。

基板中央部 反対側から

こちらは、基板中央部の前後からの画像でございます。

右側画像の中央手前にございますコネクタは、ACインレットからの入力でございますが、コイツが
かなり強力に固められておりまして、如何しても抜くことが出来ませんがために、非常に見通しが
悪くなっております。(悲)

1次側ヒートシンクには、フロント側に富士電機の2SC3320が2つ、リア側にはSanyoの2SC3150
が1つございます。

2次側ヒートシンクには、富士電機のESAE83-004とESAD92-02、そして「LT」というロゴの付いた
MBR4045PTがございます。

2次側・1
 こちらは、2次側の様子でございます。

 左の16pinのものは、Texas Instruments
 TL494CNで、PWM Controlerでございます。

 右の14pinのものは、STMicroelectronics
 LM339N、QUADなComparatorでございます。

 如何やらこの辺りのケミコンは、皆Fuhjyyu
 ようでございますね。


2次側・2
 この辺りも、結構ギッチリとパーツで埋まっており
 まして、この電源では空きパターンは少ないよう
 でございますね。

 空きパターンが無いから出来が良い等ということ
 は、一言も申しておりませんので誤解無きよう。
 (笑)


小基板
 こちらが、FANコントロール用の小基板でござい
 ます。

 上のチューブに纏められておりますのが、回転
 数切替スイッチへと繋がっておりまして、その左
 にサーミスタがございます。

 2つ並んだコネクタの内、右の赤黒の線の方が
 FANへと繋がっておりまして、もう一方は給電用
 でございます。


給電用コネクタからはの3本の線が出ておりますが、 ちゃんと色分け通りにの線は
+5Vに、の線は+12Vに、の線はGNDへと繋がっております。

一方、回転数切替スイッチへと繋がっておりますの線でございますが、はFAN
コネクタの+線に、の線は夫々、 +5V+12Vのパターンに入っております。 何で、ココ
だけは+12Vなんだぁ?(笑)

小基板上の2つの「」のスタンプが確認出来ませんのが、とても残念でございます。

FAN
 こちらが、FANでございます。

 SPACE FANのM1202512L、12V・0.30Aとござい
 ますが、『MITACHI(T) CO.,LTD.』何て聞いた
 ことがありませんですね。(汗)

 何度見直しても、「H」では無く「M」でございます
 よねぇ。(笑)


裏画像 型番?

それでは、こちらが『裏画像』でございます。 やはり、『MODEL:AP-***X』とございます。
しかも、『REV:8.0』とも。


さて、それでは元通りに組戻しまして、点火してみることに致しましょうか。

+3.3V +5V +12V

+3.3Vはピッタリでございますが、+5Vは「やや」低めで、+12Vは「少々」高めでございますね。(笑)

しかし、少なくとも「当らない天気予報」レベルに、「やや」とか「少々」とかをパーセンテージで
表す方法とかを考えないとイケマセンよねぇ。(んなもん、出来ねぇって!)(爆)


さて、皆様の気になるFANの風量と騒音に関してでございますが、「L」モードでは非常に静かで
ございますが、当然のように排気の風量は少々不安を感じさせるレベルでございます。

A」モードに設定致しまして、虎MPをCPU負荷100%モードで24時間連続稼動させてみまして
も、「L」モードと余り変りない風量なのでございますが、これはここのところ気温が低いせいなの
でございましょうか?

H」モードに致しますと、電源後部から良い感じに風が出て参りますが、静音を追い求めるお方
にはFANの音が気になると思われます。


結局のところ、Tuneされたのは、一体何処の部分なのでございましょうか?(汗)


しかし、『腑分け』のために捏ね繰り回しておりましたら、あの黒色塗装はスッカリ悲惨な状態に
なってしまいました。(爆)


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BIOSTARのM7VIG ProにAthlonXPの1800+を載せて、128MBのSDRAM2枚を挿し、余り物の
HDDを繋いだだけでFDDもCD-ROM Driveも無いRC5-72専用機は、半分壊れたMicroATXな
ケースに収められたのでございますが、このケースがMicroATXなのに普通のATX電源が搭載
出来るという優れものでございますので、WATANABE DENGENはここで使用されておりました。

黙々と与えられた仕事だけを24時間連続でこなしておりましたが、如何もここのところサボること
がございます。

主人である私が、柄にも無く休日出勤の連続という苛酷な労働を致しておりますのに何たること
かと思っておりましたら、そのうちにHDDがだんだんと不調になりまして、終には『カコ〜ン』...。

仕方が無いので別の余り物のHDDを繋いでOSをインストールし、少しばかりの設定を致しまして
から再起動をかけましたところ、立ち上がりません!!

半分壊れたケースは電源スイッチも不調でございますので(笑)、なかなか電源を投入することが
出来ません。

漸く立ち上がったと思ったら、また落ちます

ふぅむと考えましたが、何しろHDD以外何も繋がってはおりませんし、PCIも全く使用致しており
ませんので、疑うべきものはただ1つ、WATANABE DENGENだけでございます。

取り敢えず、これまた別の余り物の電源に交換致しますと、ちゃんとLindowsが立ち上がります。
(笑)

で、WATANABE DENGENを再び開腹致してみましたところ...、


2次側シンク ファンコン下
トロイダル前
 ケミコンが、軒並みイカレテおります。

 これは一体、如何したことでございましょう?

 これでは、趙雲子龍将軍様を『クラッシャー』
 と呼べなくなってしまいます。(殴)

組み戻して通電しテスタを当ててみますと、一応出力はちゃんと出ているようでございますが、
何か眺めに違和感を覚えます。


ってぇ、FAN回って無いじゃん?


再び蓋を開けてFANを確認致しましたが、完璧に固まっておりまして、突ついてみても回ろうと
する素振りすらございません。(汗)

やはり、『MITACHI(T) CO.,LTD.』何てぇのが悪いのでございましょうか?

はっ!? JP-420Pも『MITACHI(T) CO.,LTD.』だったな? 気をつけよう。



FANは大事だよ〜!(再)

(2004.09.18記)
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