大阪から来た奴2 HP-300SN
私: やっ、皆さんお早いですね。 おっ疲れ様でぇ〜すぅ。
k氏:
あっ! お疲れ様です。
私: 遠路遥々とご苦労様です。 それでは、乾杯〜!!
定刻前ではあったが先客3名と宴を始めると、早くもぽつぽつと何時ものメンバが揃い始める。
最近、集りが早いのは宴会に飢えているということもあるだろうが、アキバに面白そうなネタが
少なくなったことも一因なのではないだろうか?
k氏:
あぁ、てらさん。 早速ですが、コイツなんですが。
私: はぁ? 一体何ですか、この電源は?
k氏:
先日チャットで少しお話したヤツですが、お師匠さんに中身の画像を見て頂いたところ、
「まぁまぁ良いのではないか。」とのことでしたので持ってきました。
私: これがですかぁ? 余り良さげには見えませんですけど...。(笑)
私: あれっ? 何か人を探してうろうろしているお方がいらっしゃいますが、W氏 では?
M氏:
ん? どれどれ?
W氏:
はじめまして。 皆さん宜しくお願いします。
一同: お疲れ様で〜す!
W氏:
あの〜。 もしかして、てらさんですか?
私: やっ、何でバレました? って、目の前に電源が置いてあってはねぇ。(笑)
と、今回が『怪しい宴会』への初参加となる W氏 も無事に合流し、大分人数も揃ってきた。
私: さてと、お腹の方も落ち着いたでしょうから、そろそろ拝見させて頂くことに致しましょうか。

R兄:
これは、如何なさったので?
私: k氏 が大阪からお持ちになったそうで。
R兄:
ほう。 お土産ですか。(笑)
私: いや、お土産は別に頂きました。(笑)
m氏:
この底面のスリットは、微妙にデザイン
されているようデシな。
私: ATXのPower Supply Design Guideで、この
周囲の8つの四角い切抜きが規定されており
ますので、そのためでしょう。
R兄:
それって、何のためですか?
私: ダクトを取り付けるためだったかと。
私: サービスコンセントはございませんが、打ち抜きのFANガードにしょぼいフロント側スリット
と、安物っぽい雰囲気ですねぇ。
R兄:
k氏 がお求めになったということは、お高くないことだけは確かでは?(笑)
k氏:
あのね。 ソイツで、ちゃんと虎MPが動いておりましたのですよ。
私: でも、決してお高くはございませんのでしょう?(笑)
k氏:
それは、そうですが...。

私: 『HIPRO』でございますか、余り馴染みの無いメーカで
ございますね。
R兄:
HP-300SNという300Wのモデルなのですね。
私: 『REV:02』って、プロトタイプのようで嫌ですねぇ。(笑)
R兄:
+5VSBが1Aって、ATX2.01ですか?
k氏:
古いものですから。(汗)
私: +12Vは、9Aしかございませんですね。
私: ん〜、最近お仕事を d氏 に取られっ放しでございましたので、宴席で蓋を開けるのって、
久し振りですね。(笑)
R兄: おや? ドライバ持参なんて、最近では珍しいですね。
私: いやぁ、何時も忘れてしまいますのでねぇ。 R兄 のは使い辛いそうでございますし。(爆)
R兄: ...ふぅ。(泣)

私: と、こんな感じでございますが。
W氏:
あ、本当に宴会の席で『腑分け』するの
ですね。
私: 宴席の大事な肴の1つでございますから、
当然ですよ。(笑)
m氏:
やはり、『腑分け中』画像とかも掲載する
べきなのでは?(笑)
私: 嫌ですねぇ、それ。(爆)
R兄:
で、肝心のネタですが、見た目はごく普通
のもののようですね。
私: 小トランスは、2つございます様で。(笑)
師:
じゃから、至極普通じゃって。(汗)

私: おやおや。 これは、なかなか。(笑)
R兄:
おぉ! Xコンが...。(笑)
m氏:
見事な空間利用術、というべきか?(笑)
私: Yコンの後に小さなトロイダルがありまして、
それにくっ付けられておりますようで...。
R兄: おや、覗き込んで何か見つけましたか?
私: このXコンのロゴは、確か「いすくら」かと。
R兄:
「椅子蔵」?
私: 「Iskra」なのですが、何と読めば良いのか
解りませんのでして。(笑)
師:
「Iskra」...、台湾のメーカか?
私: いえいえ、スロベニアでございまして、正式には「Iskra Kondenzatorji」だったかと。
師:
何と、スロベニア語か?! 「Kondenza」は、「Condenser」かのう?(笑)

私: あやあや!
R兄:
おや、手が真っ白ですね。
私: このシンクに塗ったくってあるもののせい
ですねぇ。(悲)
R兄:
てらさんの手にくっ付いたお陰で、緑色
のものが覗いていますけど。(笑)
私: サーミスタでございますね。 シンクに穴を
開けて、差し込んでございますのでしょう。

私: ほれ、反対側はこのようになっております。
R兄:
ここまでする必要があるのでしょうか?
私: 無いでしょうね。(笑)

私: しかし、ヒートシンクの1部を切り取って、
別のシンクを取り付けるなんて面倒なこと
をしてますが...。
R兄:
どれどれ、ちょっと見せて下さい。
私: このシンクには、Samsung Electronics
のKA7905とKA7912が付いておりますね。
R兄:
やはりこれは、設計ミスですね。(笑)
私: はぁ?
R兄:
7905の取付位置が微妙にずれていて、
このようにしなければならなかったのです
ね。
m氏:
ん? どれどれ。 あぁ、ちゃんとスペースがあるのに、やっちまいましただな。(笑)
私: やはり、取り立てて出来が良いという訳ではなさそうですね。
ということで、今回はこちらの『ブツ』がお持ち帰りとなりました。 ところで、今回の宴会後に
『眼鏡紛失騒動』があったことは、ここにしっかりと書き残しておくことにさせて頂きます。(笑)

それでは、1次側の様子から眺めてみること
に致しましょう。
ケミコンは、東信工業 の200V・680µF、LG2
シリーズでございます。
ブリッジは、Taiwan Semiconductor Co.,
Ltd. (TSC)のもので、KBU805でございます。
600V・8A品でございますね。

こちらは、基板中央部でございます。
右のヒートシンクには、富士電機 の2SC2625
が2つ。
左のものは、同じく 富士電機 のESAD83-004、
40V・30AのSchottkyでございます。
メイントランスの下に、HIPRO のロゴがござい
ます。

そして、その反対側の様子でございます。
左の小シンクを背負って埃をかぶったヤツは、
富士電機 の2SC3866でございます。
手前のフォトカプラは、Sharp のPC123でござ
います。

こちらは2次側でございまして、右手に小基板
がございます。
こちらのケミコンは、Kuan Kun Electronic
Enterprise のものでございまして、ブランド名
は『Su'scon』となっております。
85℃品の「SL」、105℃品の「SK」、105℃品で
低E.S.R.の「SD」が使い分けられております。
あぁ、1本だけございます青い奴は、Luxon Electronics のGRシリーズでございます。
中央のケミコンの後から出ております細目の赤と黒の線が、FANへと繋がっております。

こちらが、その小基板の様子でございます。
一番右は、Texas Instruments のTL494CN、
PWM Controllerでございます。
中央下のものは、Samsung Electronics の
KA339、QuadなComparatorでございます。
奥のシールが貼られているものは、Texas
Instruments のLM339Nでございます。
小基板の左上隅に見えます「橙色」のものは、半固定抵抗でございますね。

コネクタへの出力部は、まあまあといった感じ
ですね。
しかし、この後ろに並んでいる奴等の素性が
解りませんのが残念でございます。

FANは、こちらのものでございます。
日本電産 のBETA-SLで、型番はD08T-12PU、
『無音の響』こと、FSP400-60GNで使用されて
いたものと同じですね。

そして、「裏画像」でございます。
妙な黒い線が2本ほどございますが、コイツは
チューブを被った抵抗でございますね。

ラベルには、『REV:02』とございましたが、
こちらには、『REV:01』とございます。
こんなもんプリントしなくて良いから、パターンを
太くせい!(笑)
さて、それでは組み戻して点火してみることに致しましょう。
と、このような感じでございますが、如何いう訳か+12Vがかなり低めでございますね。(汗)
取り敢えず、先程の小基板にございます半固定抵抗を、回してみることに致しましょうか。
左に回しますと、このようになります。
で、右に回しますとこうなりますが、+12Vがぁ...。(大汗) コレは一体、如何いうことでござい
ましょうか?
最初からこのような出力設計をするとは、『通常では』考えられませんですし、何処かがヘタって
しまっているのでございましょうか?
まぁ、全体的には取り立てて特徴の無い台湾製電源、といったところでございましょうか?

