無音の響って? FSP400-60GN


如何やら『怪しい宴会』の禁断症状が出たらしい m氏 の呼び掛けによって、残暑厳しき週末に
都内某アキバにて何時もの宴会が挙行される運びとなった。

開宴時間数分前に到着した私は、既に先客がいるものと思い店の奥へと入っていったが...、
何と誰もいない!

: あのぅ、7時から予約が入っていると思うのですが...。
店長: あぁ、何時もの席です。 どうぞ〜!

げぇっ! 今回は何時もの怪しい宴会だということを、読み切られてしまっているではないか!

まぁ、仕方が無いかと生ビールを注文し、汗を拭きながらジョッキを傾けていると、M氏 を筆頭に
ドカドカと皆さんお見えになり、何と、客先からなので遅くなるといっていた m氏 までもが、早くも
お見えになった。

: おやまぁ。 予定よりも随分とお早いですねぇ。
M氏 さては! 仕事、途中で投げてきたでしょ。(笑)
m氏 な、何を失敬な! 当然、カ・ン・ペ・キに済まして来たわい!!
M氏 ふぅ〜ん? なぁ〜んか、怪しいよなぁ。(笑)
m氏 仕事に関しては、『信用第一』じゃい!
M氏 んー、ということは、万が一『欲望第一』な実像がバレたりしたら、そんなモン簡単に崩壊
   ですよねぇ。(爆)

m氏 コッ、コラ! な、何という恐ろしいコトをいう!(汗)

R兄 おやぁ、皆さんお早いですねぇ。
M氏 げぇっ! もう来たんですか?(笑)
R兄 これこれ、一体如何いうことですかね、それ。(笑)
M氏 だってぇ、今日は『5分しか』遅刻してませんよ。(笑)
R兄 私だって、ちゃんと来る時には来ますよぉ。

何と開宴5分過ぎには皆さんお揃いになってしまいました。 如何やら、『禁断症状』は m氏 だけ
では無いようだ。(笑)

R兄 てらさん、はいこれ。 先日お話しました、例のベビースターです。
: あぁ、ありがとうございます。 何時も何時も、すみませんですねぇ。
R兄 それで、これも。
: はっ? こちらは、何でございますか...? げぇっ!!
d氏 ん? どれどれ?

箱
 d氏 あぁ! コレ!(笑)
  何じゃい。 今度は、『青ペン』かぁ?
 Akiba2GO! で「お酒のようなパッケージの
   静音電源」として紹介されていた奴でござい
   ますね。
 U氏 てらさん向けパッケージの奴ですね。(笑)
 d氏 この『』の字って、あのサントリーの奴と
    似てますよね。

  そのまま パクッタ んじゃねぇのか?(笑)
 : 本当に、そっくりでございますものねぇ。
 M氏 「何も足さない。何も引かない。」って奴
    ですか。(笑)

 : そして、「何も出来ない」?(笑)
  それは、『山崎』じゃろうが!(爆)
 M氏 あっはっはっ!!


f氏 しかし、『無音』なのに『響』というのは、如何いうことですかねぇ。(笑)
そんなもん、『青ペン』なんじゃから、仕方が無いじゃろ。(爆)
: しかしまた、何故にこのようなものを?
R兄 いやぁ、最近『電源ネタ』で私の出番が少ないので、ブツを持参すれば出して頂けるかな
   と思いまして。(笑)

: あのねぇ。(汗)

箱横・1 箱横・2

: 『一流メーカー電源ユニット』って、一体何処のものと比較しているのでございましょうね?
所詮『青ペン』は、一流では無いということじゃろうの?(笑)
AOpen は、私にとって唯一相性の悪いメーカですからねぇ。(笑) しかし、出来ますれば
  騒音以外のところの『性能』で争って頂きたいものですが。
それも仕方無いじゃろ。 電源をいちいち中まで覗いて文句を垂れるような奴は、そうそう
  おらんのじゃから。

: それって、誰のことでございますかぁ?
R兄 お師匠様だって、他人のことは言えませんよねぇ。(笑)

d氏 おぉ、400Wモデルですね。
: この出力表の『Maximum Load』でございますが、+3.3Vは「10.6/28A」、+5Vは「40/28.5A」と
  ございますが、如何いうことでございましょうか?
+5Vは最大40Aまでで、その時に+3.3Vは10.6Aまで、逆に、+3.3Vは最大28Aまでで、その時
  には+5Vは28.5Aまで、ということじゃろうの。

: 成る程。 そういうことでございますか。 えぇっと、合計で『約235W』でございますね。

d氏 これ、開けてみても良いですよね?
R兄 ああ、どうぞどうぞ。

全体像
 d氏 ふむ、結構ずっしりときますね。
 M氏 てらさん対策で、鉛が入っているのかも
    知れませんぜ。(笑)

 d氏 この『W/NOISE CONTROLLER』という
    シールは、何でしょうかねぇ。

 : ノイズをコントロールでございますか?(汗)
 M氏毒電波』出しまくりとか?(爆)
 : 中に m氏 が入っているですか?(笑)
 m氏 ん? 何か言ったか?


後部 前部

f氏 スイッチがデカイですねぇ。
: AC入力の切替スイッチがこのような配置というのは、初めてではないでしょうか?
d氏 FANは、BETA-SLですね。
U氏 『無音ファン』、って奴ですかぁ?(笑)
d氏 てらさん、ドライバ貸して下さい。
: あぁ、すみません、今日は持って来ておりませんです。(汗)
R兄 はいはい、どうぞ。
d氏 あっ、どうも。 げぇっ! ... ナメ た?(汗)
: ちょっとぉ、何をヘマしてるですか?
d氏 ドライバが悪いんですよ。 コイツが。
R兄 そんなこと、ありませんよぉ。
f氏 はいはい。 ではこちらで。
d氏 ほらぁ、やっぱりドライバのせいですよ。
R兄 だから、違いますって。(泣)

M氏 何か、張り切ってさっさと開けてますねぇ。(笑)
: んー、私の出番を取ってしまっては、いけませんですねぇ。(悲)
M氏 じゃまぁ、d氏 は、『てらさんの弟子』ということで如何ですかね。(爆)
: 私は、まだまだ修行中の身。 弟子など持てるような身分ではございません。
M氏 んじゃぁ、丁稚とか手先とかでも良いですがねぇ。(笑)

開腹
 d氏 ちゃんと開きましたよ。 ん? 小トランス
    が2つありますよ。

  何じゃ、またかいな? ツマランのう。
 : どれどれ? あぁ、1次側に『C4110』が2つ
   並んでおりますですねぇ。
 R兄 で、電源の出来は、どんな感じですか?
  確か...、当初はおぬしも『電源くん講座』
   に参加しとったじゃろうが。 偶には、自分で
   見極めんかい!(笑)

 R兄 あわわ、...。(泣)
 : ヒートシンクに取り付けられておりますのが、
   FANコントロール用のようでございますね。
 R兄 サーミスタも一緒に括り付けられています
    からねぇ。




フィルタ
 d氏 おやぁ!? フィルタに、コイルまで括り
    付けてありますが。(笑)

  こりゃぁ、随分とご丁寧な造りじゃのう。(笑)
 f氏 本当に、手間暇掛けてますねぇ。
 U氏 お金も掛かりますよねぇ。
 : でも、それ以前に基本的なところが間違って
   いると思いますけど?(笑)
  それは、全くその通りじゃのう。(笑)
 : フィルタは、YUNPEN の10Aもののようで
   ございますね。


5つも?
 d氏 てらさん、これこれ!
 : おや、このようなところに。 3つ、いや4つも
   でございますか?
 d氏 良く見て下さいよ。 5つですよ。
 : げぇっ! 本当ですねぇ。(汗)
 R兄 でも、回し易そうな位置ですね。
 : あのぅ、5つも回してみるのですかぁ?(泣)
 R兄 キチンとしたレポートのためには、当然
    ですよねぇ?(笑)



ということで、R兄 の策略により、私はまたまた宴会から電源を担いで帰らなくてはならない羽目
となったのですが、『禁断症状』から解き放たれたその夜の宴会は、これだけでは収まりません
でした。 その詳細に付きましては、また後日ということで。(笑)


さてと、それでは腑分けの続きと参りましょうか。 おっと、その前に...。

ラベル
 ラベルをチェックするのを、スッカリ忘れて
 おりました。(汗)

 ふむ。 こちらにはちゃんと+3.3Vと+5Vの
 合計出力は 235W までと、書かれており
 ますね。


AOpen さんのサイトに拠りますと、「効率: 65% Min., 70% typical,at full load」は兎も角と致しまして
も、「Fan Noise controller Optional」とございますし、筐体の様子もこれとは異なりますねぇ。
謎だ...。

まぁ、それはさておき、取り敢えず続きに致しましょう。

AC入力部
 右端のコネクタが、On-Offスイッチに繋がって
 おります。

 白っぽいXコンは、TEAPO でございますね。

 左上の黒い被覆のケーブルは、入力電圧切替
 スイッチへと繋がっております。


その隣
 そしてこちらの途中まで被覆されております赤い
 ケーブルが、入力電圧切替スイッチのもう片方へ
 と繋がっております。

 ブリッジは、Taiwan Semiconductor Co., Ltd.
 (TSC)のKBU1005G、600V・10Aのものでござい
 ます。


ケミコンの後で小さなシンクを背負ったものには、Fairchild Semiconductor のロゴと「0165R」
とございますので、KA5x0165RxxシリーズのPower Switchでございますでしょうか?

手前側に青いラインが走っておりますが、何とその下には「PFC CONTROL BOARD」とござい
ます。 PFC後付けと申しますと、何処ぞの奴を思い出しますねぇ。

1次側
 ケミコンは、TEAPO の200V・1000µF、85℃品で
 ございます。

 シンクには、2SC4110が2つ並んでおります。
 『M』とございますので、Matsushita かと思い
 ましたが、2SC4110は Sanyo ですよねぇ?


基板中央部
 1次側ヒートシンクのこちら側には、目ぼしいもの
 は付いてございません。

 2次側ヒートシンクには、何やら4つ程並んでおり
 ますが、1番奥の奴が Taiwan Semiconductor
 Co., Ltd.
のSFA802Gであることが辛うじて確認
 出来ただけでございます。(汗)


2次側
 2次側の様子でございます。 右手の小基板の
 上方に、半固定抵抗が並んでおります。

 小基板には、「PWM CONTROL BOARD」と
 ございますが、手前に見えます24pinのものが、
 Fairchild Semiconductor のKA3511でして、
 PWM controller でございます。


その奥の20pinのものは、STMicroelectronics のTSM111CN、Triple Voltage and Current
Supervisorでございます。 てぇことは、コイツの配線を追えば良いのか...、面倒だ。(笑)

こちらにも小さなシンクを背負ったものがございますが、小基板側が正面なために正体が不明
でございます。 基板の配線からは、『7905』では無いかと思われますが。

FANコン
 FANコントロール用と思われる基板を、下から
 覗き込んでみました。(笑)

 こちらに載っております8pinのものは、LM358N、
 STMicroelectronics のDualなオペアンプで
 ございます。

 左手に伸びる被覆されたケーブルが、FANに
 繋がっておりまして、このケーブルは、基板には
 直付けでございます。(泣)


出力部
 コネクタへの出力部でございますが、イマイチ
 かな?

 こちらのケミコンは、「金線入り」でございますが、
 やはり TEAPO でございます。


FAN
 FANは、こちらでございます。

 日本電産 のBETA-SLで、型番はD08T-12PU、
 0.22Aで、3400RPM、1.25m3/min、4.8mmAq、
 34dBAとされております。


裏画像
 そして、「裏画像」でございます。

 出力部がダンゴになっていたり、妙な黒い線が
 這っていたりではございますが、それ以外は
 まずまずでございますね。


FSP
 やはり、FSP Groupのロゴがございました。
 まぁ、型番から、容易に想像出来るのですが。
 (笑)

 ということで、SPI Electronic Co., Ltd.
 OEM品でございましょう。


SPI Electronic Co., Ltd. のサイトを拝見致しますと、「FSP400-60BNP」というActive PFC付
の新製品が発表されておりますですね。

それでは組戻しまして、何時もの通りにテスタを当ててみることに致しましょう。

+3.3V +5V +12V

+3.3Vと+12Vはピッタリでございますが、+5Vだけは若干低いですね。

+5Vdown +12Vdown

さて、先程見つけました「半固定抵抗群」でございますが、上方の画像で1番左に見えます少し
奥まったところにございますものを左に回しますと、このように+5Vと+12Vが連動して低下致し
ました。

+5Vup +12Vup

逆に右に回しますと、当然このように上昇致します。 しかし、可変幅は余りございませんね。

で、+3.3Vの方は、中央のやはり奥まってございますものである筈なのですが、コイツを右に回し
ましても左に回しましても全く変化致しませんで、ある範囲を超えますとどちらもシステムがダウン
致します。

一瞬、『はて?』と思いましたが、TSM111CNによって+3.3Vsenseが監視されているのでござい
ましょう。 で、限度を超えると保護回路が働いて電源が落ちる、と。


肝心の『無音の響』に関しましてでございますが、BETA-SLは『へろへろ』と回っておりますだけ
でございますので、『静か』であることは間違い無いのですが、このような『微風』で冷却の方は
大丈夫なのでございましょうかねぇ。(汗)

ということで、例のテスト中に2次側ヒートシンク上のサーミスタのお隣の温度を測ってみました
ところ、室温25.5℃で41.0℃になりました。 当然、電源の蓋は外してございます。

箱に書かれたグラフでは、負荷に応じて回転数が変わるようにございましたが、如何見ましても
サーミスタによる制御にしか見えないのですが、真実は如何なのでしょうか?(笑)


腑分けしている最中にFSP530-60GNという、530Wの上位モデルが発売されてしまいましたねぇ。
FANが ADDA になったので、箱書きが『専門メーカー無音ファン使用』に変更されたのは笑え
ます。 『金色筐体』は兎も角、『FANが3つ』何てぇのは嫌な予感が致しますが...。


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