Lantern Bearer? LW-6400H


ふぅ! 今日も今日とて、疲れたなぁ。 さぁてと、メインマシンを立ち上げて、メールと縄張りの
チェックでもしてから風呂に入るとするかな。

おやぁ? 『「Next Wave」商品レビューに関しまして』とかいうタイトルのメールが来ているな。
何だぁ、先日計上した『SILENT KING』に関するお問合せか何かかなぁ?

げぇ!!  「株式会社サードウェーブ」だってぇ!?

『400Wタイプのレビューを書いて頂きたい』だとぉ?(汗)

『もちろん、こちらより商品はご提供させていただきますし、いわゆる 提灯記事 などではなく、
お感じになった事を書いていただければ結構ですので、』だってかぁ?

う〜ん!? そうまでおっしゃられては、お引受けしない訳にはいかないよなぁ。(大汗)

箱

ということで、こちらが「株式会社サードウェーブ」さんよりご提供頂きました SILENT KING
新バリエーション「LW-6400H」の箱でございます。

基本的にはLW-6350Hと同じ箱でございますが、正面右下隅の型番表記が無くなっております。

全体像
 LW-6400Hの全体像でございますが、一見して
 LW-6350Hと異なるようなところは見受けられ
 ません。

 LW-6350Hではございませんでした Auxiliary
 Power Connector
が、追加されてはおります
 が。


ラベル
 こちらは、ラベル部分でございます。

 +3.3Vと+5Vの『合計出力制限』は、210W
 から240Wへと強化されておりますね。

 と、+5Vは30Aから35Aになっておりますが、
 +3.3Vの26Aと+12Vの15Aは、LW-6350Hと
 変りませんが?(汗)


で、調べましたところ、 LW-6350Hでは+12Vの15Aというのは Peak Load であり、Max Load
12Aだと書きましたが、こちらのLW-6400Hでは Max Load が15Aであって、Peak Load は18Aと
されております。 この辺の表記方法は、統一して頂きませんとねぇ。

後部 前部

電源後部と前部の様子も、LW-6350Hと変りございません。 LW-6350Hの画像と向きが異なり
ますが、FANが下になるように致しますと、このようになります。

それでは、中の様子も拝見させて頂きましょうか。

開腹・LW-6400H 開腹・LW-6350H

ご覧のように、基本的に異なるところは無いようでございますね。

ACインレットに取付けられたフィルタ回路上のXコンが一回り大きくなっておりますのが目に
付きますが、0.47µFから0.68µFに変更されております。

おやっ? メイントランスの上面にプリントされているナンバーは同一ですが、LW-6350Hでは
Rev.C』となっておりますのに、何故かLW-6400Hでは『Rev.B』となっておりますですね?

更には、+5Vsb回路用のトランスも、LW-6400Hでは『無印』でございますのに、LW-6350Hでは
Rev.B』となっております。

FAN
 FANは、Yate Loon のD12SM-12でござい
 まして、LW-6350Hと同一でございます。


さて、それではお師匠様にご登場頂きまして、詳細に検分させて頂くことに致しましょう。

だ・か・ら、わしはこのような既に使い古された回路のものには、興味が無いと言っておる
  じゃろうが。

: まあまあ、如何かそのようなことをおっしゃらずに、何卒宜しくお願い致します。
それでは、例の『一献』に温泉も付けるか?(笑)
: 嫌です!(笑) はいはい、参りますよ。

1次側
  仕方無いのぅ。 で、ブリッジは何者じゃ?
 : やっ? これにはRS808とございますが、
   RS-8のシリーズには『08』何てのはござい
   ましたっけか?
  んー、知らんな。(笑)
 : RS807が8A・1000Vでございますからねぇ。

  こちらのケミコンは...、おっ、松下か。
 : LW-6350Hの正体不明の奴よりは、安心
   出来ますね。
  680µFじゃ、安心は出来ないじゃろうが。

: 確かに、その通りではございますが。(汗)
松下じゃなくても良いから、1000µFにしてもらいたいものじゃな。(笑)
: 訳の解らんメーカのものでもでございますか?(笑)
それは嫌じゃな。 日ケミ、ニチコン、松下、日立のどれかの1000µFにしてもらいたい。(爆)
: それって、無茶苦茶我儘なような気が致しますが。(笑)

基板中央部
 : 基板は、共通のようでございます。
  あぁ、ここに『REV:C』とあるのぅ。
 : 左手のシンクの、STMicroelectronics
   STPP2045CTは共通でございますし、その奥
   のLW-6350Hでは判別出来ませんでしたもの
   は、SBL3040PTでございますね。
  右手の奴は、シールドが邪魔じゃな。
 : LW-6350Hでは、KSE13009Lでございました
   が...、見えませんですね。(汗)
  それなら、剥がしてしまえば良かろうが?
 : げぇ! し、承知致しました。(汗)

どんなもんじゃの?
: う〜ん。 表面に何か塗ったくってございますようで、『E』しか見えません。
そうか、それは残念じゃのう。

中央部反対側
 : 基板中央部を、反対側から眺めた様子で
   ございます。
  こちらも、皆同じものばかりかな?
 : 左手のシンク手前の、KSC5027-Rは共通で
   ございますが...、おやぁ!?
  うん? 何じゃな?
 : 右手のシンクのものは、BYV32E-200から
   BYQ28E-200へと変更されております。
  BYV32E-200は20Aで、BYQ28E-200は10A
   じゃったな。



: えぇ。 同じ Philips Semiconductors 製で、耐圧200Vは共通ではございますが。
う〜ん? 何故にこのようなことになっておるのか、全く解らんのう。

その手前
  この辺りは、特に変っとらんようじゃな。
 : フォトカプラも、ヒューズの取付け方も一緒
   でございます。
  この青いケミコンは、何処のものじゃ?
 : 「DECON」とございますので、Dongguan
   Win Shine Electronic
ではないかと。
  中国製か...。
 : 「Dongguan」ですので、広東省東莞市の
   会社でございましょう。


2次側
 : さて、こちらは2次側の様子でございます。
  Fairchild Semiconductor のKA7500Bに、
   Texas Instruments のLM339Nか。

 : 両方とも、LW-6350Hと共通でございます。
  やはり、在り来たりじゃな。(笑)


7905
  うん? コイツは何じゃ?(笑)
 STMicroelectronics のL7905CVでござい
   ます。
  随分と、酷い扱いを受けているのう。
 : LW-6350Hの時とは、また少し様子が違って
   おりますがねぇ。(笑)


出力部
  左のコネクタが、FAN用じゃな?
 : 左様でございます。
  コントロール回路とかは、無いのか?
 : +12Vに、直結でございます。
  まぁ、FANもデカイことだし、ミョーなものを
   付けるよりは良いかも知れんのう。(笑)



トロイダル・LW-6400H トロイダル・LW-6350H

: こちらは、2次側のトロイダルの様子でございます。
何か、微妙に画像の角度が違うようじゃが?
: うっ、畏れ入ります。(悲)
まぁ、LW-6400Hの方がトロイダルがデカイというのは解るから良いのじゃがな。(笑)
: 取り敢えず、一通り済みましたね。 誠にありがとうございました。
あぁ、そうか。 これからの季節は、鍋物で日本酒というのも良いでなぁ。(笑)
: う〜、プレッシャーがキツイ。(泣)


裏画像
 さて、こちらが『裏画像』でございます。

 当然ながら、LW-6350Hと同じでございます。


それでは組戻しまして、テスタを当ててみることに致しましょうか。

+3.3V +5V +12V

LW-6350Hの時とは逆に、若干低めになっておりますね。


2次側の+12V回路に入っておりますダイオードアレイが、通常は250Wクラスの電源で使用される
BYQ28E-200へと変更になっておりますのは、如何考えても納得がいきません。 LW-6350Hと
同じくBYV32E-200にして頂けることを、強く希望致します。


ってぇ、ちゃんと『提灯記事』になりましたでしょうか?(笑)


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その悲(喜?)劇は、例によって1通のメールからはじまった...。

 『LW-6350Hとは違ってLW-6400Hのファンは、温度制御 されているらしいのですが...』

はぁ?!  あんですと〜!!

裏
 右の赤い矢印のところが+12Vのランドでござい
 まして、左の青い矢印のところがFANコネクタの
 赤線でございますので、+12Vと 直結 でござい
 ますよねぇ...。

 げぇっ?!

 黒線からグラウンドへのジャンパが、無い?

 で、替りに何かいる??


有 無

おわぁ、何とこんなところに「2SC1383」がいるではありませんかぁ!(汗)

FANコネクタの赤線が+12Vに直結なので、黒線は当然グラウンドと思い込んでいたのが失敗
でございました。
2SC1383のコレクタがFANコネクタの黒線に、エミッタがグラウンドへと接続されております。
つまり、赤線の+12Vの方は固定でございまして、黒線の方の電圧を変化させることによって、
FANの動作電圧を制御致しております。

で、コイツを制御しているのは一体何者なのかと、ベースからのパターンを追ってみますと、
ヒートシンクのところに何かいるようなのですが、トロイダルが邪魔で確認出来ません。(悲)

LW-6350Hの時には、ちゃんとコネクタにテスタを当てて電圧を確認したのですが、やはり手を
抜くとしっかりと落とし穴があるのですねぇ...。

激しく、反省致します。(泣) (猿でも出来るというツッコミは、ご遠慮させて頂きます。)


と、これだけで済めばまだ多少の救いもございましたでしょうに、そうは問屋が卸さない...。

『350WではBYV32Eが1個、400WではBYQ28Eが2個なので、変わり無いのでは...』

はぁ?!  あんですと〜!!  (再)

2個 1個

おぉ、確かにその通りでございました。 これは明らかに私の見落としといいますか、思い込み
と申しましょうか、或いは...単なる『ドジ』でございますねぇ。

+12VがMax.12A/Peak15AのLW-6350Hに、BYV32E-200が2つ使われているものとの思い込み
が今回の失敗の原因でございます。 良く考えれば解りそうなものを。(悲)

で、何故に「BYV32E-200が1つ」から「BYQ28E-200が2つ」へと変更になっているのかといえば、
やはりパッケージング、即ち冷却の問題では無いかと思われます。

まぁ、周囲とのバランスで考えますと、BYQ28E-200が2つで妥当な線なのかなぁ。


そしてもう1つ。

『ファンの騒音は、どの程度でしょうか?』

こ、これは難しい。(汗) そもそも『騒音』に対する感じ方というのは人それぞれでございますし、
何よりも私の部屋ではDualなマシンが最低2台、例のテスト中には3台稼動致しておりますので、
最近流行の『静音』電源は皆とても静かに思え、差別化を図るのは結構大変でございます。

ただ1つ、他の電源ではFANの回転数を落として『静音』を実現させているため、風量即ち電源
内部の冷却に不安を感じることがございますが、『SILENT KING』では120mmFANのおかげで
風量はたっぷりでございますので、冷却に関しては不安は無いと思われます。

電源内部の風通しも、良さそうでございますし。(殴)


最後に、今回は私の単純なミスによりまして結果として『不正確な情報』を提供することとなって
しまいましたことを改めて皆様にお詫びさせて頂きますと共に、今後の戒めとさせて頂きます。

誠に申し訳ございませんでした。

(2002.10.30記)
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