The King Will Come! LW-6350H
い〜んざふぁいぁ、きぃんぐうぃるかぁむ、さんだろーるず
...、う〜ん、これも名曲でござい
ますねぇ。 ということで、今回の『
ネタ
』は数名のお方よりご要望のございました『
KING
』の登場
でございますが、決して『
In the fire
』とか 『
Thunder rolls
』とかには、ならないことを願うばかり
でございます。(違)
メールで色々とご要望頂けますのも、励みとなって大変嬉しいのでございますが、出来ますれば
宅配便で現物が一緒に届けられる方が財布にも優しくて更に嬉しいのでございますが。(殴)
SILENT KING
ことLW-6350Hでございます。 こちらは
DOS/Vパラダイス
さんのオリジナル
電源だそうでございますが、当然
DOS/Vパラダイス
さんがその様な生産設備をお持ちの筈
はございませんので、何処ぞのOEM品でございましょうね。(笑)
さて、取り敢えずは『
能書
』を拝見させて頂きますと、
・大風量のFANを使用しておりますので、通常の電源に比べ、排熱量が50%以上増加しており
ます。(当社比)
・超静音設計で28db以下と、通常の電源に比べ 60%以上静かです。
何てのは、『
通常の電源
』等という曖昧な表現で、具体的に対象となるモデルや、裏付けとなる
ような数値をご公表になってはいらっしゃらないのでございますから、どのようにご主張なさろう
とも勝手といえば勝手でございますが、
・4つのブレーカーを装備し安全な運用が行えます。
・3つのノイズフィルターにより、低ノイズを実現致しました。
てぇのは、PC電源を語る上では、良く解りません表現でございますですねぇ。
・世界で年間800万台の実績
何てぇのは、もっと解りませんですが。(笑)
こちらが、その『
SILENT KING
』様の全体像で
ございます。
確かにこの「120mmFAN」の威容には、見る者
を圧倒する迫力はございますですねぇ。
でも、ケーブルはショボイし、軽いしぃ。(笑)
ATXメインコネクタのケーブル長は、36cm程でございます。
Auxiliary Power Connector
は
ございませんが、
+12V Power Connector
はございます。
Peripheral Power Connector
は7個で、
Floppy Drive Power Connector
は1個となって
おります。
こちらは、ラベル部分でございます。
+3.3Vと+5Vの『合計出力制限』は、210Wと
されておりますね。
この電源のオリジナルは、
こちら
のようでございまして、 こちらに拠りますと+12Vの15Aという
のは
Peak Load
であり、
Max Load
は12Aとされております。 寂しいなぁ、
12A
。
嗚呼、
電源くん
への道を進む者と致しましては、
Efficiency
65%(min.) at full load 230Vac 50HZ
55%(min.) at 30W, 230Vac, 50HZ
何てとこも、基礎的なこととしてキチンとチェックしておいて頂きたいところでございますね。(笑)
電源後部は、見事なまでに打ち抜かれております、その分ちゃんと歪んでいたりも致しますが。
逆に、前部にはスリットなどは全く無く、底面からの吸気を背面から出すという点では誠に徹底
致しております。
さて、それでは『
SILENT KING
』様のお加減を、お伺いさせて頂くことに致しましょうか。
ふむ、造りと致しましては、面白味も何にも
無い、極々『古典的』なもののようでござい
ます。
『古典的』故に、それなりにノウハウの蓄積も
あり、その分回路的には熟成されているかも、
ということもございますが。
2次側のヒートシンクが1部切り取られている
のは、如何いう訳でございましょうか?
ヒートシンク下のトロイダルが発熱するので、
FANからの空気を直接当てて冷そうということ
でございましょうかね。
こちらがその『大風量』らしいFANでございます
が、
Yate Loon
のD12SM-12でございます。
データシートに拠りますと、0.30Aで1650RPM、
56CFM、39dBAの
Sleeve Bearing
というもの
でございます。
それでは、1次側から眺めて参りましょう。
こちらのブリッジは、RS606...って、800V・6A
でございますね。
一方、ケミコンは200V・470µF、85℃品でござい
ます。 あきませんなぁ。
ところで、これは何処の品物か、ご存知の方は
いらっしゃいませんか?(汗)
こちらは、基板中央部でございます。
右手のシンクには、
Fairchild Semiconductor
のKSE13009Lが2つ並んでおります。
左手のシンクには、
STMicroelectronics
の
STPS2045CTがございます。
その奥のものは、耐熱チューブを被った抵抗が
邪魔で、判別不能でございます。
基板中央部を、反対側から眺めた様子でござい
ます。
左手のシンクには、
Fairchild Semiconductor
のKSC5027-Rが、右手のシンクには、
Philips
Semiconductors
のBYV32E-200がござい
ます。
駆動トランスに、カレントトランスである小さな
トロイダルが括り付けられているというすのは、
CODEGEN
の300X1と同じでございますねぇ。
師
:
んー、KSE13009 "
L
" で良かったのう。
私
: はぁ? 如何いうことでございますかぁ?
師
:
"
L
" が無いとKSC5027-Rとあわせて、小電源と同じになってしまうではないか。(笑)
私
:
小電源
...? あぁ、
CODEGEN
のことでございますね。 でも、Lの有る無しではコレクタ
損失とパッケージングしか違いませんよねぇ。 お値段は、30¢程違いますが。
師
:
データシートではそうじゃが、実使用ではL付の方がずっと余裕があるのじゃよ。
私
: 理論と実践でございますかぁ?
師
:
まぁ、そんなもんじゃな。 こんな話を
ロハ
で聞けるというのは有り難いもんじゃろ?
私
: へいへい。 『一献』の件は、早めにセッティングさせて頂きますよ。(汗)
師
:
温泉付だと、なお良いのじゃがのう。(笑)
私
: 知りません!
師
:
まぁ、冗談はさておき、後は2次側次第ということかのう。
そして、更にその手前の画像でございます。
ヒューズは、一応キャップを被っておりますが、
AC入力部のコネクタは、省略されております。
中央のフォトカプラは、
Lite-On Electronics
のLTV-817-Cでございまして、そのお隣には
TO-92なKA431AZもございます。
さて、こちらは2次側の様子でございます。
左の16pinのものは、
Fairchild Semiconductor
のKA7500B、SMPS Controllerで、右の14pin
の方は、
Texas Instruments
のLM339N、
QuadなComparatorでございます。
中央に、半固定抵抗が1つだけございますね。
背中に小さなヒートシンクを背負わされて、更に
絶縁用と思われる板をくっ付けられております
のは、
STMicroelectronics
のL7905CVでござ
います。
しかし、もう少し何とかしようがあるものだと思い
ますけどねぇ。(笑)
こちらは、コネクタへの出力部でございます。
如何して+5Vと+3.3Vは丁寧に纏められていて、
他は適当なのでございましょうかねぇ。
左のコネクタはFANのもので、+12Vに直結致して
おります。
と、ここまで拝見させて頂きまして、電源の『造り』と致しましての評価は、イマイチと言わざるを
得ないでしょうねェ。
師
:
こらこら、2次側のトロイダルがちゃんと写っておらんが、小電源よりも大きいのかのう?
私
: えぇっと、
CODEGEN
では1つだけでしたが、こちらには2つございます。 大きさの方は、
如何でございましょうかねぇ...。
師
:
その辺りも大事なポイントなのじゃから、キチンと見極めなければならんぞ。
私
: ははっ!
こちらが、『
裏画像
』でございます。
う〜ん、取り立てて如何こういう程のものでは
ございませんね。
それでは組戻しまして、テスタを当ててみることに致しましょうか。
と、このような感じでございますが、+12Vは少々高めでございますね。 それにやはりフラフラと
致しておりますし。(笑)
件の120mmFANでございますが、『
SILENT KING
』の名に恥じず、なかなか静かなようでござい
ます。 大口径のため風量もまずまずのようでございますし。
さて、先程見つけました半固定抵抗でございますが、左に回すとこのように+5Vと+12Vが連動
して低下致しました。
で、右に回しますと、システムがダウンしてしまいました。 これ位迄なら、大丈夫でしたが。(笑)
予想に反しまして、価格相応の『
造り
』の割には、なかなか良いテスト結果となりましたが、ここで
1つ問題となりますのは、『
初期不良交換1週間
』という点かも知れません。 『
オリジナル
』として
大々的に売り出されているのに、この保証期間の短さは如何いう訳なのでございましょうか。
師
:
『
初期不良交換1週間
』は、やはり1次側ケミコンが470µFじゃからではないかのう。 モロに
連続負荷掛けたら、どの位持つのか解らんでなぁ。(笑)
私
: コストダウンのためには、手っ取り早いところなのでございましょうがねぇ。(汗)
師
:
確かに、パーツの価格を考えるとそうかも知れんが、基本的なところでケチってしまっては、
如何にもならんでなぁ。
私
: そのようなところでケチること自体が、大間違いだとも思いますが、安物好きのお方は結構
多いですからねぇ。(笑)