細波のように〜? SS-350FS


箱
 さてと、今回の哀れな犠牲者(?)は、
 こちらでございます。
 大変ご要望の多かった、Seasonic
 SS-350FSでございます。

 オウルテックさんの扱いなのですが、
 矢鱈とシールが貼ってございますね。

 350Wで8,480円というのは、なかなか
 「ビミョーな」お値段設定かと...。


箱・横
 こちらは、箱の側面でございますが、
 色々と「能書き」が書いてございます。

 是非画像をクリックして、各自ご確認を
 お願い致します。


取り敢えずは、Seasonicのサイトを覗いて情報収集をと...、 ほりぇ、何じゃこのTOPページは?
と、色々と物色致しましても、大した情報がございませんですね。 目立った点と致しましては、

・ Super low noise fan control
・ Acoustics noise 25.8dBA typical at 70w, 30cm
・ Active PFC, 220VAC, full load: 0.99 typical

といったところでございましょうか。 オウルテックさんの所でも、余り有益な情報はございません
ようですし。

S2FC(Smart&Silent Fan Control)というのは面白そうでございますし、どのような仕組みになって
いるのか確かめなくてはなりませんね。

ラベル
 先ずは、ラベル部分でございます。

 +3.3Vと+5Vの合計出力が、180Wというのは HEC-350LD-T
 同じでございますので、少々寂しいかな?

 そういえば、-5Vと-12Vとの合計出力制限があるのは何故?

 こちらには「Active PFC」とはございますが、S2FC については
 何も記載がございませんね。


全体像
 こちらが、電源の全体像なのでございますが、
 コネクタへの配線の出方が通常とは逆の位置
 からとなっておりますね。

 ATX電源コネクタのケーブル長は、52cm程と
 なっております。
 Peripheral Power Connector は7個で、
 Floppy Drive Power Connector は2個と
 なっております。


リア フロント

「リア」と「フロント」の様子でございますが、「リア」にはAC入力切替スイッチやサービスコンセント
はございません。 排気FANのスリットは、「安物電源」にありがちなパターンでございますね。
しかも良く見ますと、排気FANの取付け用のタッピングビスをケチっているようにも見えますね。

それではとっとと、「腑分け」と参りましょうか。

開腹
 パーツの配置が通常のものとは異なりますが、
 それ程ぎっしりと詰め込まれている訳でもなく、
 余り「高級」そうには見えませんね。

 ACインレットと電源スイッチに小基板が直付け
 されておりますが、こういう「垂直」なパターンは
 珍しいです。
 この小基板上には、Xコン、Yコン、コモンモード
 チョークコイル等が載っておりまして、フィルタ
 回路を構成しております。


1次側
 傾いでおりますブリッジには、ヒートシンクが取り
 付けられているため、判別不能でございます。

 左のトロイダルの奥に見えます黄色いXコンの陰
 にヒューズがございますが、一見「直付け」のよう
 に見えるのですが、キャップが付いております。

 右のトロイダルは、力率改善回路(PFC)の昇圧
 用のものでございましょう。

 右端には、小基板の裏面が見えますね。

小基板
 こちらが、その小基板の表面でございます。

 中央の20pinのものは、Infineon Technologies
 のTDA16888、力率改善用のPFC コントローラと、
 PWM コントローラが1chipに構成された電源制御
 用のコンビ・コントローラでございます。

 それ以外には、ダイオードとケミコンが1つずつと
 2つの抵抗と至ってシンプルですが、実は裏面には
 多くのチップ抵抗等が載っております。


中央部
 2つのヒートシンクの間には、大きなメイントランス
 がございます。

 左手のヒートシンクには、STMicroelectronics
 のSTW9NB90が2つと、その間に挟まれるように
 TO-220パッケージの2pinのダイオードがござい
 ますが、これも同じく STMicroelectronics
 ものであることしか解りません。

 右手のトロイダルの後ろにも何かがおりますが、
 コリャ何でしょね? 見通し悪過ぎ。

反対側
 手前左寄りにフォトカプラがございますが、これは
 NECのPS2561-1でございます。
 同じものが、奥のケミコン脇に2つございます。

 そのケミコンは、日立の220μF・400Vの85℃品で
 ございます。

 右手前のコネクタには、AC入力が繋がります。

 あっ、右のシンクの下にヒューズが見えますね。


2次側
 手前の8pinのものは、Texas Instruments
 TPS3510P、+3.3V、+5Vそして+12Vの3チャンネル
 の電源監視用ICでございます。
 これは、PC電源用に設計されたものでございます
 ので、PWR_OKやPS_ONもここから出ております。

 奥のアルミのシンクには、STMicroelectronics
 のL7905CVがございまして、当然ここから-5Vが
 出ているのですが...、あっ、成る程。
 -12Vを作って、そこから更にL7905CVで-5Vを
 作っているのですね。

左手のコネクタにはFANが繋がれておりますが、繋がっているのは2本だけでございますね。
基板を良く見ますと、コネクタの手前には「FAN-M」とプリントされているのですが...。

で、その「M」の線はどうなっているのかと申しますと、何時もの如くそのまま電源の外へと引き摺り
出されております。 MB上で回転数をモニタするために。

サーミスタ
 こちらはヒートシンクに取り付けられた、サーミスタ
 でございます。

 上の画像の右上隅に、写っている部分がそうで
 ございます。

 さて、パターンを追ってみますと、サーミスタからも
 FANコネクタからも 9013 に辿り着きますね。
 しかし、負荷の検知は、如何いう仕組みになって
 いるのでしょうか? 謎でございます。


出力部
 こちらがコネクタへの出力部でございますが、
 余りキレイとはいい難いのではないかと。


裏画像
 こちらが「裏画像」でございます。

 仕上りの方は、まずまずといったところで
 ございましょうか。

 1次側はスペースがございますので、もう少し
 パターンを太くして頂いた方が宜しいかと。


ロゴ
 こちらにも「Seasonic」のロゴがございます。

 こちらをご覧頂ければ、表面実装部品が多用
 されているのがお解り頂けると思います。


FAN
 さて、FANはこちら、ADDA のAD0812HB-A76GL
 でございます。
 資料に拠りますと、H はHigh、B はBALL Bearing、
 A はThicknessが25mm、7 はBlade数、え〜と、 6
 は「Motor protective circuit & Third lead wire」が
 「by transistor with speed sensor」で、最後のGL
 Low noiseタイプということでございます。

 更に調べましたところ、noiseは34.4dB/Aとござい
 ました。 さほど静かではないような。


それでは、組み戻して点火してみることに致しましょう。

+3.3V +5V +12V

このような感じでございますが、+3.3Vが高めになっておりますね。 +5Vは、ピッタリですが。(笑)
流石にこの程度の軽負荷時には、FANの音は全く気になりませんね。 尤も、同じ部屋で別の
Dualなマシンが2台も稼動しているという状況では、大概の奴は気になりませんが。(爆)


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