ピーピーケトル?な電源 EG251P-VB


お待たせ致しました、いよいよ多くのユーザの方がお待ちの Enermax の登場でございます。
タイトルが少々変ですが、それにつきましてはお後のほうで。(笑)

ラベル
 モデルはEG251P-VB、少々前の250Wです。
 今流行の、2FANのモデルではないのが、
 残念といえば残念ですが。

 +3.3Vは20A、+5Vは25A、+12Vは10Aです。
 +5VSBは、1.0Aとなっております。
 まぁ、まずまず標準的なところですね。


ケーブル
 ケーブルはこのような感じになっております。
 Peripheral Power Connectorが4個、
 Floppy Drive Power Connector
 1個だけです。


後部
 こちらは、電源後部の画像です。
 取り立てて変わったところはございません。


オリジナルFAN
 この電源は、既にFANが換装されております。
 そしてこれがオリジナルのFANだそうです。
 FANの換装に関しましても、お後のほうで。(笑)

 FUKURYO CO.,LTD.のFM802512Hだそうで、
 12Vで0.25Aというものなのですが、
 はて、聞いたことがないなぁ。

 福菱冷熱さんは空調屋さんだし、
 福菱セミコンエンジニアリングさんも
 違うだろうし。(笑)


それでは、そろそろ腑分けしてみることに致しますか。

開腹!
 妙なところにサブボードがある以外は、
 ごくごく普通のATX電源といった作りです。



サブボード
 こちらが、そのサブボードの表面側です。
 Xコンに、コモンモードチョーク、
 そしてノーマルモードチョークが2つ。
 フィルタですね。

 Yコンは左端にパターンがありますが、
 実装されておりません。

 しかし、何故にこのようなところに
 ボンドで貼り付けなくてはならないのか。


おやっ? サブボード上のノーマルモードチョークが2つとも片足が切れております。
はんだ付けされた部分から切れて触るとぐらぐらしております。 何故だ?

おぉっと、すみません訂正させて頂きます。確認したところ足が切れていたのは1つだけでした。
原因は、単にはんだ付けが不完全というか「下手くそ!」だったためと思われます。
仕方がありませんので、この暑い中「こて」あてましたよ。(泣)

入力部
 右のコネクタ部分に、サブボードからの
 出力が入ります。

 コネクタ脇にYコンが2つ、裏にはヒューズ。
 左のケミコンは、松下電子部品製470μF200V。
 85℃品です。
 ブリッジはPBL405で、後ろにはサーミスタが。
 その手前の白っぽいものは、Xコンです。


出力部
 こちらはコネクタへの出力部です。
 ケーブルの処理は、こんなものでしょう。

 こちらのケミコンは、CTC?の105℃品です。



さて、そろそろ ピーピーケトル? という妙なタイトルの件につきましてご説明させて頂きます。
そもそもこの電源は、「なんでも掲示板」のログ倉庫(仮)を作成なさっていらっしゃいます
TAKA さんから譲り受けたものでございます。

TAKAさんによりますと、ある日、何時ものように自作マシンを起動してしばらく致しましたら、
突然マシンから「キーキー」という音がするようになり、調べたところどうやら電源のFANから
異音が出ているようだということでした。
そこでFANを取り外して清掃なさったところ、一旦「キーキー」音は止まったのですが、
残念ながら1分程後にはまた音がするようになったそうです。
そしてその後更に、「キーキー」が「ピーピー」という沸騰したピーピーケトルのような音へと
変化したそうなのです。
そこで、TAKAさんはFANを換装なさったのですが、無情にも「ピーピー」音は消えず、
更には、FANを切ってみてもやっぱり音は消えなかったそうです。
その上電源のケースを開けたまま通電なさって、感電されたそうで。気をつけて下さいね。

というような経緯がありまして、私と致しましても非常に興味がございましたものですから、
TAKAさんにお願い致しまして、我が家で遊んでいたST-301HRと交換して頂いた次第です。


それでは、とりあえず通電してみることに致しましょうか。
とはいっても一応怖いので、先ずは無負荷の状態で試してみることに致しました。
特製ゼムクリップスイッチにて、PS_ON#COMに短絡致します。

おぉ! 「ピィ〜〜〜」と鳴いております。 どちらかというとピーピーケトルというよりも、
超小型ブザーとでも申しましょうか、発振しているような音が致します。

「音源」を特定しようとあちらこちらを調べてみましたが、今一つ解りません。
一番怪しそうなのは、2次側のトロイダル付近なのですけれども。


さて、うるさいのはうるさいのですが、どうやら火を噴くようなこともなさそうですので、
何時ものようにMBに接続して点火してみることに致しましょう。

+3.3V +5V +12V

ざっとこのような感じでございます。結構数値が振れますね。
それではもう少し、様子を眺めてみましょうか。

アップその1
 STMicroelectronics のLM339N、
 QUADのボルテージ・コンパレータです。

 隣でケミコンが寝ている方が気になりますね。
 何の必然性も無くこういうのは嫌だなぁ。


アップその2
 暗くて見辛いですが、左上のものは
 Power Integrations のTOP210PFI
 PWM スイッチですね。

 右上のものには、KA3842Aとあります。
 ロゴがありませんので良く解りませんが、
 KA3842Bならば、
 Fairchild Semiconductor さんの
 PWM コントローラがあるのですが、
 モデル違いでしょうか。


中央の2つはフォトカプラのようですが、817B とあります。

こちらにつきまして、情報を頂きました。
Lite-on Electronics のLTV-817というフォトカプラではないでしょうか?とのことです。
Lite-onって、あのPC電源を作っているメーカかな。調べなくては。

アップその3
 ヒートシンクにはこのようなものが
 へばり付いております。

 えぇっと、BUZ102Sとありますので、
 元 Siemens Semiconductors で、
 現 Infineon Technologies さんの
 MOS FETかな。

 でも、こんなロゴでしたっけか?


早速ご指摘頂きました。このロゴは、元 Harris Semiconductor さんのものです。
現在は、Intersil Corpration になっております。
う〜ん、頭の片隅に引っ掛かっておりましたが、思い出せませんでした。
やはりボケが進行しているようです。
おかげ様でスッキリ致しました。ガチャマン さん、ありがとうございます。

アップその4
 こっ、これは!
 ケミコンが抵抗にボディプレスを
 仕掛けております。

 根本的に設計が甘いようですね。(笑)


うぉ〜っ!またオオボケをかましてしまいました。これはケミコンではございません。
チョークコイルでございますぅ! 申し訳ございません。
現物をきちんと確認いたしませんで、画像を見ながらコメントを書いておりましたら、
大恥をかいてしまいました。
初心に返り、精進を積まないとなりませんね。

ガチャマン さん、度々のご指摘、誠にありがとうございます。

何時ものお約束
 大事なものを忘れておりました。

 まぁ、こんなもんでしょ。


幾つかMBを交換してみたり、カード類やメモリを増設したりと試してみましたが、
残念ながら、「ピーピー」音は止まりませんでした。
+3.3V系の出力が安定していないとこのような現象が出ることがあると伺いましたので、
検証してみようとは思うのですが、さてどうしたものか。


と、今日のところはとりあえずここ迄。(笑)


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