手強いぞ! Varius500


さて、皆さんお待たせ致しました。今回の出場選手は、彼方此方で予告致しました、
あのVariusの500W版、Varius500(それって、そのまんまじゃん!)でございます。
あ、正式な型番は、WPS-500でございます。


箱 全体像

Variusの箱に、500のシールを貼っただけですね。あの値段の割には少しせこいかな。
電源自体は普通のATX電源よりも、奥行きが20mm程長いです。ご注意下さい。

前部 後部

左は前部ですが、スリットから覗いてみただけで「ギッシリ」という感じです。
後部のメインスイッチは、Variusのものとは違いますね。

ケーブル コネクタ

ケーブルの長さ、コネクタの数ともに充分あります。Peripheral Power Connectorが10個、
Floppy Drive Power Connectorが3個。Auxiliary Power Connectorは、ありません。
なんと! +3.3Vだけでなく、+5Vと+12VにもSense線があります。
しかし、相変わらず面倒くさい結線の仕方ですね。

ラベルその1
 +3.3Vは35A、+5Vは30A、
 +12Vは15Aです。
 +3.3Vと+5Vの合計制限が
 ありません。

 MAX power peak 500W
 とありますが、詳しくは、
 何も書かれていないようで。
 連続定格で450Wあれば、
 通常は充分でしょう。


ラベルその2
 こちらは反対側のラベルです。
 Variusと同様に、MADE IN THAILANDです。

 これまた同様に、00/17とあります。
 製造週でアタリ・ハズレがあるのかな。
 ハズレだったらどうしよう。(笑)


 アタリでもハズレでも、外すのですが。


外したフタ
 例によって、このように外れます。
 以前手がけたものと比較しますと、
 結構外し易いです。


外したところ「上」 外したところ「下」

左が「フタ」を外したところの「上部」、右が「下部」です。
上部には絶縁紙がついていますが、下部の方の絶縁紙は「フタ」についています。

外したところ「前」

フロント側から見たところです。やはりギッシリですね。

拡大画像
 上の画像の右の方の部分のアップです。
 コネクタの後ろに、半固定抵抗があります。

 左上の四角い青いものは、多回転サーメット、
 BOURNSの3299です。
 早い話、これも半固定抵抗です。

 しっかし、でかいトロイダルだなぁ。


絶縁紙を外しました 怪しい拡大画像

 上部の絶縁紙を外したところです。
 少々怪しげな部分が。(笑)

 8番と27番、19番と23番の間ですが、
 24番のピンが倒れてショートしているぞ。
 大丈夫かいな?(笑)


上部板表面
 上のボードの表側です。結構すっきりしています。

 左下のどでかいトロイダルから先が
 メイン出力の3系統に分かれています。
 上から+12V、+5V、+3.3Vになっております。

 流石お高いだけあって、普通のものとは
 造りが違うのですね。


更に怪しい拡大画像
 上のボードの表側、左上部分のアップです。
 こちらはめちゃくちゃ怪しい。(笑)
 こちらは8番と21、24番ですね。

 上の28pinのものは、PIC16C72A-04
 PICマイコンをご存知の方には余りにも有名な
 Microchip Technologyの、A/Dコンバータ内蔵
 RISCの8-Bitマイクロコントローラです。

 8,19番はVss、21,23,24,27番はそれぞれ、
 RB0/INT,RB2,RB3,RB7ですね。


下の14pinのものは、Motorolaの MC3403P です。こちらはQuadのOPアンプです。

出力部
 コネクタへの出力部です。
 キレイに処理されております。



下部板表面
 こちらが下のボードの表側です。
 中央左側と下部中央にサブボードがあります。

 中央のケミコンは松下電子部品製、
 470μF400V、85℃品です。
 このケミコン以外は、全て日本ケミコン製です。

 その直ぐ上の黒い四角いものは、
 NAiS、松下電子制御製の
 JW1aFSN-DC12V-TVです。


拡大画像1  こちらは右上部のAC入力部です。
 フィルタは、基板に直付けです。(笑)
 SCHAFFNERって、スイスでしたよね?
 これはタイ製ですが。

 左上のXコンは、松下電子部品製、
 ECQULシリーズの、ECQU2A105KLです。


拡大画像2
 中央のヒートシンク部分です。
 一番左はダイオード・アレイ。
 右の2つはIRFP450LC、パワーMOSFETです。
 

 手前の銅製ヒートシンクには、
 ブリッジがついています。
 スペックは残念ながら読めません。
 こんなに面倒な加工をするほど、
 発熱するのでしょうか?


サブボード1
 下部基板上の中央のサブボードです。

 右上の16pinのものはPhilipsの HEF4046BP
 コイツは何と、Phase-locked loop!
 ではないですか。
 PLL といえば皆さんご存知ですよね、
 よく見かけるのはMB上ですが、
 何でこんなところに?


左上の14pinのものはTexas Instrumentsの MC3403N、QuadのOPアンプです。
その下には富士電機の FA3624P が2つありますが、これに関する資料がございません。(泣)

師がわざわざお調べ下さいました。何と、FA3624Pは特注品だそうです。
道理でpdfが無い訳だ。ありがとうございました。

サブボード2
 右端にありますのが、Philipsの74HCシリーズの
 74HC74N です。
 74HCシリーズは、CMOS標準ロジックの
 代表格ですね。
 その隣が同じく 74HC123N です。

 左はSTMicroelectronicsの LM324 です。
 これもQuadのOPアンプです。

 下の方が見えない。(泣)


必死になって覗き込んでみましたところ、TelCom Semiconductorの TC4428CPA が2つ。
これはDualのMOSFETドライバですね。
更に、Philipsの 74HC11N と思しきものがございます。


さて、とりあえず点火してみましょう。FANはVarius同様静かです。
Variusに搭載されたFANとは別物との情報もあるのですが、未確認です。
何しろ外すのが面倒ですので。(笑)

+3.3V +5V +12V

あまり意味は無いかとも思いましたが、テスタをあててみました。

しかし、この電源の真価を知るためにはまだまだ時間がかかりそうです。
とりあえずは、腑分け密会かな?(笑)



ヴァリを弄ぶ師
 という訳で、Varius500検討会を執り行いました。
 単に、宴会するための「ダシ」のような気も。

 宴会場所の方は、なかなか良いお店でした。
 ありがとうございました。

 しかし、約束した時間に誰も来ないもんなぁ。


わざとらしく
 わざとらしくテーブルに載せてみました。
 何も意味はございません。(笑)


さて、Varius500の評価は「最高」でした。これを見たら他の電源は買えません。
お値段が高いのが難点ですが、それだけの価値はございます。
少々お安く売っているのを見つけてしまったけれども、もう一台はちょっとねぇ。(笑)



ご注意!

Varius500は、メイン出力の+12V、+5V、+3.3Vがキチンと3系統に分けられているなど、
画期的ともいえる構造になっておりますが、残念ながらその分「熟成」されていない部分も
ございますようで、幾つかの障害報告も伺っております。

我が家では幸いながら、今のところ何事もございませんが。


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