真・日本製PC電源 PCSA-300P-X2S
性懲りも無く、また新しいものに手を出してしまいました。 やはり、完全に病気ですね。(笑)
それでは、ぼちぼちとご紹介させて頂きましょうか。

今回の「ブツ」は、このような箱に入っております。
日本プロテクター製のものでございます。
型番は、PCSA-300P-X2S。
なんと、日本製です。
私は、このゴリラ嫌いです。(笑)

こちらが、お高い電源の全体像です。
ケーブルがちょっと短いですね。
メインの20pinコネクタのケーブルは、
これでも5cm長くしたらしいのですが。
Peripheral Power Connector も
4つから6つに増やしたそうです。
左端にあるコネクタは見えるでしょうか?
規格書の通りだとすると、FanM、FanC、
3.3V Senseの筈なのですが。

+3.3V等の出力を眺めてみますと、
どう見ても250Wクラスの出力ですね。
連続定格で258.5W、瞬時定格5秒以内で
294.5Wとありますので、致し方ないか?
100Vで3.8Aですか。 ふ〜ん?
日本プロテクターさんのサイトによりますと、
効率68%typとありますので、260/380≒0.68
なるほど。

こちらは電源後部でございます。
AC85〜264Vまで切替無しで使用できる
そうなので、当然切替スイッチはありません。
90V以上で定格保証とは、流石に凄いですね。
ところで、電源スイッチは何故このように
取り付けられているのでしょう?

あぁ、そうですか。では剥がすのは止めます。
ということで、カッターで切ってしまいました。
これなら良いのかな?(笑)

とりあえず、腑分けを開始致しました。
が、いきなり訳解りません。(笑)
サブボードは兎も角と致しましても、
これはまたでかいヒートシンクですね。
しかも何かへばり付いているし。(笑)
どうせなら真直ぐ付けて欲しいものですね。
ダイオード・アレイなのですが、
何処のものでしょう。

なんと、両サイドにもサブボードがございます。一体全体どうなっているのでしょうか?
先が思い遣られます。(泣)

先ずは、上のサブボードを外してみました。
右のコネクタにAC100Vが入力されます。
見辛いですが、ヒューズが2本あります。
ここはフィルタですね。
師:Xコンは、日通工じゃな。
私:如何にも、CFJCシリーズでございます。

左の方に、四角い白いものが見えます。
内橋エステックのヒューズ抵抗器、
A53K です。
その背中に、NECの400V8AのSCR、8P4M が隠れております。位相制御用ですね。
師:
ふむ、「内橋エステック」を見つけるとはなかなかじゃが、イマイチ詰めが甘いのぅ。
ここでは、SCR(サイリスタ)とヒューズ抵抗器を組み合わせて、突入電流制限回路を
形成しておるのじゃよ。入力投入時は、ヒューズ抵抗が整流ブリッジの出口とケミコンの
間にいてケミコンの充電電流を制限するのじゃが、スイッチング電源が動作をはじめると、
SCRでヒューズ抵抗器をショートしてしまうのじゃ。
従って、ここでは「位相制御用」というのは、ハズレじゃ!

次にヒートシンクを外してみましたが、
ここにもサブボードが付いております。
アルミに囲まれているのは、TOP222Y。
パワー・インテグレーションズとかいう
ところのものだったと思うのですが。
ケミコンには TOWA とあります。
皆105℃品ですね。
師:メーカ名と型番まで解っておりながら、
情けない! パワー・インテグレーションズの
TOPシリーズは、他に例の無い1次側3端子スイッチングレギュレータICなのじゃ。
ところで、手前に見える黒い四角いものは何じゃ、フォトカプラかのぅ?
私:あぁ、失念致しておりました。仰せの通り、NECのPC2581でございます。

やっとこさメインボードが外れました。
これでもまだ見通しが悪いですね。
実に「ぎっしり」という感じです。

電源の前部から見た画像です。
右端のケミコンは、日通工の105℃品。
450V・220μFですね。
中央のヒートシンクに、小さなボードが。
どうもFANコントロール用のようです。

こちらは後部側からです。
中央のヒートシンクには、新日本無線製の
79M05 と 79M12 が並んでいます。

よく見るとコネクタで接続されております。
引張ってみましたら、外れました。
こういう作りは、大歓迎です。
ちなみにコネクタには JST とあります。
日本圧着端子製造ですね。

サイド基板その1のアップです。
三菱の M5223AL は、Dualのオペアンプ。
同じく M51958B は、電圧検出用ですね。

同じように反対側のものも外れました。
しかし、ケーブルが行き交っていて
やっぱり訳が解りません。

サイド基板その2のアップです。
え〜っと、こちらで目立つものというと、
富士の FA5331P と三菱の M51995AP。
富士のPDFは、エゲレス語で嫌だな。(笑)
師:力率改善回路の高圧センスを
沿面距離確保のため別コネクタでとっているのじゃな。
FA5331(力率改善コントローラ)とM51995(メインスイッチングコントローラ)の組合せは、
他でも良く使われておるのじゃぞ。 もう少し勉強せにゃいかんの!
私:あぁ、畏れ入りました。 精進致します。

どうしてもこれを出さないことには
気が済みません。
日本製でもこんなものですか。
私の期待が過度なのでしょうか?

山洋のプチエースですね。109R0812T4H11?
おかしいな、サーミスタ外付けタイプのH12と、
内蔵タイプのH122しか情報が無いですね。
茶色のラインが見えると思いますが、
全部で4本のラインが出ております。
これは温度可変速ファンですので、
モニタとコントロールが出ています。
というような具合で一通り眺めてみましたが、余りにも複雑で私の手には負えません。(泣)
無能を嘆いていても仕方がありませんので、とりあえず点火して様子を見てみましょう。
FANは静かですが、負荷を増やしたらどうでしょうか?日本プロテクターさんによりますと、
電源単体で、最低回転時31dB、最高回転時41dBとのことですが。


テスタを当ててみましたが、+12Vが弱いようですね。
+12Vだけ多少ふらつくようですし。
しかし、こうなって来るとオシロスコープが必要ですね。う〜ん、買えないな。(笑)
そうそう、情報によるとPentium II 333MHzのDualで、FSB100のOC状態では負荷が大きすぎて、
ハングアップするそうですよ、この電源。
注: この情報は、日本プロテクターさんご自身のサイトに掲載されているものでございます。
従いまして、決していい加減な情報ではございません。
ソースを明らかに致しませんでしたらば、誤解なされたらしい方がいらっしゃいましたので。
情報は検証してみませんといけませんので、Celeron 300A@450MHzのDualで試してみました。
やはり一瞬FANが回るものの、起動致しません。保護回路が働いているようですね。
それともう1つ問題点が。ミドルタワーとデスクトップのケースで試してみたのですが、
Peripheral Power Connector のケーブルが短くて、取り回しに苦労致します。
フルタワーでは、延長ケーブルが必要です。
こんなんじゃ、使えねぇ!!
すみません、Dualerな私には非常に困るものですから、つい興奮してしまいました。(笑)
さて、250Wクラスの安定電源として考えて、使用すれば良いのでしょうか?
ふぅ!買ったはいいが、何処で使おう。
詳細な解析は、お師匠さんの援軍に期待することに致しましょう。と書いておきましたら、
早速、駆けつけて下さいましたので、そのコメントをご紹介させて頂きました。
え〜っ、多少の脚色が加えてございます。(笑)

