緊急企画2! DP400専用電源


Tyan ThunderK7 専用電源に引き続きまして、緊急企画の第2弾は、Iwill DP400 専用電源の
登場でございます。 最近は専用電源が結構流行のようでございますが、余り好ましい傾向とは
いえませんねぇ。

ラベル
 それでは先ずは、ラベル部分をご覧頂きましょうか。

 +5Vは27A、+12Vioは16A、+12Vdigは18A、+3.3Vは45A
 となっておりますが、この値は ThunderK7 専用電源と
 全く同じでございます。 +3.3Vが「+3V3」となっている
 のも、ご同様でございます。(笑)

 さて、ThunderK7 専用電源はミネベア製で、型番は
 SD025A460WSW でございましたが、こちらも同じく
 ミネベア製で、型番は IT002A430WSW とされており
 ます。

 個々のメイン出力は同じながら、ThunderK7 専用電源
 では合計出力が460Wで、こちらでは430Wとなっており
 ますのは、何故でございましょうか?


全体像
 こちらが、この電源の全体像でございます。
 奥行は180mmでございまして、ThunderK7
 専用電源と同じサイズでございます。

 メインコネクタのケーブル長は52cmでござい
 ますが、ストレージ用のケーブル長は110cm
 でございます。
 Peripheral Power Connector は8個で、
 Floppy Drive Power Connector は2個
 となっております。


電源後部
 電源後部には、ThunderK7 専用電源同様、
 ACインレット以外は何もございません。


メイン サブ

左が「メインコネクタ」で、24pinとなっております。右は8pinの「サブコネクタ」でございますが、
ご覧の通り、実際には6pinしか使用されておりません。

Iwill DP400 のマニュアルには、「WTX Power Connectors」とございますが、明らかに異なる
ものでございます。

P1
+3.3V113+3.3V
+3.3V214+3.3V
+3.3V Sence315COM
COM416COM
COM517+5V
+5V618+5V
+5V AUX719+5V
COM820-12V
COM921+12Vio
COM1022+12Vio
PC1123PS_ON#
FAN-C1224FAN-M
dummy
P3
+12Vdig15COM
+12Vdig26COM
+12Vdig37COM
N/C48N/C

ミネベアのデータシートに拠りますと、pin配置は上記のようになっております。 何処にも「+5Vsb」
がございませんが、7番pinの「+5V AUX」というのがそうでしょうか? と致しますと、11番pinの
「PC」というのが「PWR_OK」でございましょうか?

因みに同じXeon DualなMBでも、TYAN の「Thunder i860」は「DP400」と同じく『IT002A430WSW』が
指定電源となっておりますが、「Thunder i7500」や SUPERMICRO の「Super P4DMS-6GM」や
「Super P4DC6」は、『EPS12V』規格の電源が指定されておりまして、そのpin配置は下記の通り
でございます。

P1
+3.3V113+3.3V
+3.3V214-12V
COM315COM
+5V416PS_ON#
COM517COM
+5V618COM
COM719COM
PWR_OK820N/C
+5Vsb921+5V
+12V1022+5V
+12V1123+5V
+3.3V1224COM
dummy
P3
COM15+12V
COM26+12V
COM37+12V
COM48+12V

しかし『EPS12V』では、厳密には+12Vは、「Peripheral Power Connector」及び「Floppy Power
Connector」用の『V1』、「Peripheral Power Connector」及び「Baseboard Power Connector」用の
V2』そして「Processor Power Connector」用の『V3』と3系統が規定されているのでございます
が、そんなPC電源って、現実に存在するのでございましょうか?

えぇ〜とぉ、話が少々ややこしくなってしまいましたが、まぁ、良いや。 取り敢えず、開けて様子を
見てみることに致しましょう。(笑)

蓋
 蓋は、やはり ThunderK7 専用電源と同様に
 なっておりました。


開腹
 蓋を外しますと、やはり基板は2枚構成になって
 おりました。

 しかし...。


何だコリャ?
 このようなものは、ThunderK7 専用電源には
 無かった筈でございますが。(笑)


DP400・横 ThunderK7・横

左が「DP400」、右が「ThunderK7」でございますが、見た目は殆ど変りがございませんね。
中央の大きなケミコンはスペックは同じでございますが、左は「ニチコン」、右は「日本ケミコン」
でございます。

DP400・前 ThunderK7・前

こちらも同様でございまして、詳細に眺めてみませんと区別はつかないようでございます。
ということで、更に細部の様子を比較してみることに致しましょう。

上側基板詳細1 同1・雷

Microchip Technology のPIC16C72A-04、Texas Instruments のMC3403N、Philips
Semiconductors
の74HCT74Nといった主要なパーツに変更はございませんが、左上方の
赤丸 の辺りの様子が少々異なります。 ThunderK7用ではケミコンであったのが、セラミック・
コンデンサになっております。 更に、その下の「D305」と「D314」が省略されておりますね。

先程、「妙な物」が裏側に付いておりましたのは、こちらのMC3403Nでございます。

上側基板詳細2 同2・雷

こちらの Philips Semiconductors のBYV42E、General Semiconductor のMBR4045PT
そして 新電元工業 のS30SC4Mには、変更はございません。

上側基板詳細3 同3・雷

コネクタへの出力部でございますが、銅製のヒートシンクを背負ったレギュレータと思しきものが、
ThunderK7用では3つ並んでおりましたが、こちらでは中央のものが無くなっております。

で、何とか1番右のもののスタンプだけは確認出来ましたが、Fairchild Semiconductor
IRF530、ってPower MOSFETですねぇ。

下側基板 下側基板・雷

それでは、下側の基板の様子も眺めてみることに致しましょう。 基本的には、何も変りは無い
ようでございます。 FANのケーブルに被せられたチューブが、透明なものから黒になった位で
ございましょうか。(笑)

EMIフィルタには、ThunderK7用と同じく、F7655A とございます。 前回は余裕がございません
でメーカを特定出来ませんでしたが、悔しいので少々調べましたところ、こちらのフィルタは
Corcom のものでございました。

下板詳細1 〃1・雷

こちらにございます NMB のロゴ付の、富士電機 のFA3690Pにも変りはございません。

下板詳細2 〃2・雷

その裏側でございますが、International Rectifier のPower MOSFET、IRF740LC が4つ
並んでおりますのも、その前にございます BD136 にも、変更はございません。

下板詳細3 〃3・雷

ケミコンとトランスの間にございます、松下電子工業の MIP223や、4つございます PC123
も変りございません。

下板詳細4 〃4・雷

こちらにございます、Philips Semiconductors のHEF4046BP、Texas Instruments
MC3403N、そして 富士電機 のFA3624Pも同じでございます。

更に、この裏側のヒートシンクに並んでおります、International Rectifier のIRFP450LC、
Fairchild Semiconductor のRURP860Cにも変更はございませんでした。

と、ここ迄詳細に比較して参りましたが、如何やら基板自体は同じ物を使用しておりますよう
でございますし、載っているパーツも出力側基板で1部変更・追加及び削除がございましたが、
主要なものは全く同じでございました。 で、「30W」の違いの謎は...。(汗)

それでは組戻して、7番pinの「+5V AUX」というのが+5Vsbであるのかどうかだけでも確認して
おくことに致しましょう。

+5Vsb
 電源ケーブルを接続し、7番pinと「COM」との間を測定致し
 ましたところ、このようになりました。 やはり7番pinが
 +5Vsbで間違いございません。


ふと思いつきまして、23番pinを何時もの『ゼムクリップスイッチ』にて「COM」とショートさせて
みましたところ、起動致しました。 ThunderK7 専用電源では、駄目でございましたのにぃ。

+3.5V +5V +12Vio
+12Vdig
 各出力は、このようになりました。 無負荷状態ながら、
 どれも安定しているようでございます。

しかし、専用電源となりますと、これ以上のテストは不可能でございますねぇ。 やはりDP400も
お借りするべきだったろうか? あぁ、そうなりますと、Xeon 2発に RIMM も拝借しなければ
なりませんね。 電源3台担いだくらいで「ヒィヒィ」いっているようでは、無理でございます。
R兄 の驚異の搭載能力が羨ましい限りでございます。(笑)


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